『2001年宇宙の旅』の続編

ヌース映画本『奥行きの子供たち』では触れませんでしたが、映画『2001年宇宙の旅』には続編があります。それがこの『2010年宇宙の旅』です。監督はS・キューブリックではなく、『カプリコン1』などでも有名なピーター・ハイアムズ。
 
『2001年宇宙の旅』があまりにも傑作だったためにかなり不評でしたが、個人的にはとても好きな作品です。特に、ラストの方で木星から無数のモノリスが増殖しはじめ、最後には木星を埋め尽くし、反転して第二の太陽へと生まれ変わるシーンはヌース的にもチョー美味しかったです。あと、HALが自ら犠牲となって高次元知性と化したボーマンと一体化していくところも、かなり感動的です。
 
ヌース的視点で見ると、『2001年宇宙の旅』に続く、この『2010年宇宙の旅』も人類のこれからの未来を強く暗示している作品に見えますね。
 
ほんとは本に入れたかったのだけど、ページ数が限られていたので書けなかった。うぅ、残念。