5月 27 2019
人間の世界認識の一番の問題点
ヌーソロジーでは他者のことを総体の定質、自己のことを総体の性質と呼ぶ。
『奥行きの子供たち』で紹介したカバラの「生命の樹」でいうならケテルとマルクトの関係だ。
これはほとんど人間と神の関係と言ってよいものだ。
しかし、今の僕らは自他を「人間」という概念で一括りにしてしまっていて、自他間に潜むこのような距離がまったく見えていない。
この本で書いた「ケテル-マルクト結合」というのも、自他を一般化して見なすこうした人間の運命的な視点のことを意味している。
物質オンリーで世界を見る科学主義は言うまでもなく、歴史、社会、政治といった人文系の様々な概念も、こうした「ケテル-マルクト結合」の領土内から一歩も出ることができていない。
意識に映し出される自他関係の由来は、私たちが考えているよりもはるかに深いものなのだ。
まずは、そのパースペクティブをセットしよう。
※下写真は『奥行きの子供たち』P.104
ヘノモチン
2019年5月27日 @ 15:08
はじめまして
ヌース理論を学び初めた初心者です。
半田さんの言動・書物からは、啓蒙されたことが多すぎて一言では書き著すことが出来ません。
後々に、手紙のかたちで正式に挨拶しようと思っています。
陰ながら応援しています。
さしでがましいのですが、半田さんが掲げているマクロとミクロの等価
と、似た表現をしている素晴らしい作品を見つけたので、よかったら見てみて下さい。
エロワはフランスの作曲家で、日本で仏教を学んだこともある人です。
Jean-Claude Eloy — Shanti / “Prémonitions” (1973) –
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2QAsCaX_0lE
Jean-Claude Eloy – “Yo In” Act 1: Dawn. Morning call. Ritual of …
https://www.youtube.com/watch?v=xM_U4rMWq5Q
kohsen
2019年6月7日 @ 18:29
ヘノモチンさん、こんにちは。
こちらは普段、ほとんど覗いていないので、レスが遅くなりました。
もうしわけないです。
Jean-Claude Eloy、拝聴させていただきました。
音響派は最近は池田亮司ぐらいしか知らないのですが、
昔の電子音の方がヌースにはマッチしますね。
結構、気に入りました。