BABYMETALファンのオチさんとの対話

BABYMETALのファン仲間にオチさんという方がいる。先日、Twitterで次のようなつぶやきをしてくれた。(以下、「オ」で記します)
 
オ : この動画が切欠でヌーソロジーの底の深さを覚えた。「認識し得ない何かがある。」と確信を持った。人の意識には認識する構造がある。
 
この動画がアヌビス(キツネ様)の円というのも惹きつけられる。
 
O氏の回転機械を客観空間で見た映像
 
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この動画に鋭く反応する人はヌーソロジーに向いていると思う。というのも、ヌーソロジーというのは空間知覚を変えていく方法論を説いているものでもあるので、空間に対する感受性が何よりも重要視されるからだ。
 
僕はフォロワーの人たちも意識して、彼にこう返した。
 
コ : 反転認識を引っ張り出すためには極めて重要な知覚実験ですね。ヌース的思考に慣れていない人は、この動画を何度も見て、空間がどのように構成されているかしっかり考えてみるといいと思います。
 
すぐにオチさんから、返事が返ってくる。
 
オ : ありがとうございます。この動画、数え切れない程見ています。今も見ては思考を繰り返しています。これがイデアのカタチを捉える入り口?だと思っています。
 
鋭い。この動画を見て、これがイデアのカタチを捉える入り口だと感じる人はそう多くはないだろう。そこで、僕はイデア認識にとってもう一つヒントとなる言葉を出した。
 
コ : はい、ヌーソロジーの文脈ではそうですね。3次元空間上の様々な位置を一点で統一して絶対的中心を見い出すためのトレーニングのようなものになっています。
 
オ : ありがとうございます!
様々な位置を一点で統一して絶対的中心・・・。
何か掴めそうな感じがします!
   
オチさんの中でもぞもぞと蠢いている裏返りへの欲動がこちらにも伝わってくる。昔の僕も同じ状態だった。
 
―なぜ、缶が回って見えるのか。
―一体、この空間は何なのか。
その意味が明確につかめたのはゼロ年代に入ってからだった。
 
自分から広がっているように感じる空間が一つの中心に見えてしまう空間。。。そのとき、90年代にやりとりしたOCOT情報の中に頻出していた一つのシリウス言語の意味がハッキリと分かった。
 
コ : 一人の人間から広がっているように見える空間とは何なのですか」
オ : 垂質です。
 
「垂質」・・・その記憶が蘇り、すぐさま、このやりとりをツイートに載せた。
  
すると、オチさんは次のように返してきた。
  
オ : 垂質って、このお話の事でしょうか?

4次元方向とは何か
 
真の奥行きの意味を簡単な図で示しておこう。ここに描かれた方向は今は「時間」ということにされている。それが原点を局所的なものにしている。この方向が持続軸へと変態を起こしたとき、原点は非局所となり、外的中心を持った空間が姿を表す。
 
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僕の歩んだ思考と同じ琴線に触れている。すぐに僕もツイートを返した。
 
K : そうですよ。
 
垂質・・・まさに世界に対して垂直な方向性にある力のこと
 
 
オチさんのような方が現れてくるたびに、ヌーソロジーというものが共通了解が可能な概念体系になってきていることを実感する。また、共通了解が取れるたびに、概念自体が力強いものになっていくのを皮膚感覚として感じる。概念は多くの人たちとの共有によってこそ、概念と成りえていくのだ。
 
これ以上の喜びは今の僕にはない。