物理学は怖くない―ヌースアトリウムの宣伝です

現代の物理理論は僕らの経験からどんどん遠ざかっていっている。量子状態はもとより、ヒモとかブレーンとか10次元時空とか云々。理論の発展は喜ばしいことだと思うが、高度な数学的モデルでそれらが記述できたとして、それが果たして僕らに正しい宇宙像を与えてくれているかは甚だ疑問だ。
 
専門家は比喩的にやさしく説明してくれるわけだが、たとえば10次元のヒモというイメージに一体何の意味があるというのか。こうした空疎なイメージは物理学的思考が常に自然を対象として見るクセを持っているからだ。観察者を含めた宇宙概念の創成が望まれる。それを欠いた現代物理学は空虚すぎる。
 
一方の哲学も言語哲学とか論理哲学とか逆に人間の思考世界の隘路に入り込み、自然や物質を全く顧みなくなった。物理学と哲学との距離がこれほど遠ざかってしまっては学問もへったくれもない。人々はますます学問嫌いになるだけだ。物質と精神の垣根を壊す思考を!!でないと、知は腐れると思う。
 
○局所U(1)変換に関するメモ―フェルミオンは持続体、ボゾンの方は延長体と固定体(延長化の相殺)の二つの顔を持つ。持続(非局所)と現在(局所)の関係を結ぶベーシックな仕組み。ようできとるわ。次回のヌースアトリウムはこの話に決定!! 果たして80分で説明しきれるかどうか。。
 
物理学をベースにした話ですが、僕たちの魂の様相がかなり明確に見えてくると思います。物理学を知らない人でもきっと「えっ~!!」という目からウロコのワクワク話になるのではないかと。ご参加お待ちしています。

ヌースアトリウム物理学月間―

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