ヌースアカデメイアのロゴマーク完成!!

Logo_rgb

 かねてからの懸案であったヌースアカデメイアのロゴタイプがようやく出来上がってきた。マークはスタッフのdieforくんが担当。タイポグラフィーは某大御所のMさん。トータルデザインは同じくスタッフの亘利くん。スマート&シンプル。ヌーソロジーが目指すワールドビューと一致していて何とも軽快な作品だ。
線が簡単に引けないんですよね――。
そういえば、dieforくんが昔、ぽつりと呟いていたっけ。

彼は建築家を目指す若き表現者でもある。
彼の作ったマークには確かにその葛藤のあとが見えるな。
空間に線を引くということの重み。
それも許される線が直線に限られるという制約がある場合、
線の重みはますます重くなる。
それは詩人が彼の最初の一文字を、
手帳の紙面に刻むことにも似ている。
その筆圧の中に充満している精神の重み。。
詩も建築もイデアに関わる作業である。
絵画を差別するわけではないが、
絵を描くことと線を引くことは全く次元が違う。
絵画は感性的美を通じてイデアに関わるが、
建築はより直裁的に理念的な真に関わる。
感性的美を至高のものとするか、
理念的真を至高のものとするか、
議論はいろいろとあるだろうが、
始源という意味においては、
観念は理念的であるがゆえに、
それだけ生々しい現場なのだと言いたい気がする。
で、君がもし神だったとして、
君は最初にどういう想いを込めて線を引くだろうか。
それは「わたし」と「あなた」の引裂きの線なのか?
もしくは善と悪を区別するための裁定の線なのか?
または永遠と一瞬の棲み分けが起こる線なのか?
いずれにしろ、線の中には始源の秘密が隠されているのだ。
そして、問題なのは、世界にはまだほんとうの線が引かれたためしがないということ。
それが生まれなければ何も始まらない。
だろ?