11月 16 2009
ヌーソロジーは変換人の夢を見るか
一昨日の土曜日、新しいシリーズで始めた第四回目のレクチャーを無事、終了した。今回も満員の盛況で、参加していただいた皆さんには心から感謝の意を表したい。
実は、今回のレクチャー、少し不安があった。というのも、今回からレクチャー内容がモロ、ヌーソロジーそのものの内容に入って行くからだ。第3回目までもヌーソロジーに関する話をしてきているわけだから、ヌーソロジーそのものの内容という言い方は少し変かもしれないが、とにかく、僕の中では第3回目までの話の内容とテイストが大きく変わってくるので、このテイストに参加者の皆さんが舌鼓を打ってくれるかどうかが少し心配だったわけだ。
今回のレクチャーシリーズでは一回の所要時間を4時間に設定している。50分話して10分休みを取るという形で、これを3回繰り返し、最後の4枠目だけ1時間とって話をまとめる、というスタイルだ。通常、各枠の話の終わりに、「じゃあ、休憩に入ります」と言うと、だいたいの人がすぐに席を立ってお手洗いに行ったり、ラウンジの方に休憩に行ったり、背伸びをしたりと、堰を切ったようにいろいろ動き出すのだが、今回、第三枠目の話が終わったところで、「では、休憩を取って下さい」といつものように言ったのだが、誰一人として席を立とうとしない。何と椅子から立ち上がったのは僕だけだったのだ。んっ?どうしたんだろ?話が難しくて皆さんの頭を極度の疲労へと追い込んでしまったのか?不安が的中したか?
不安というのはほかでもない。今回のレクチャーからはヌーソロジーの根幹とも言える次元観察子という概念の具体的な解説に入ることになっていた。この観察子世界に入っていくためにはしょっぱなに「空間の反転」という概念を理解する必要がある。この概念を押さえないとその後に続くヌーソロジーの理論展開のロジックは紛れもなく宇宙語になってしまう。僕が不安を持っていたのは、この「空間の反転」という概念をうまく参加者たちに伝えられるかどうか、ということだった。2003年まで開催していたレクチャーでは、はっきり言って、ことごとく失敗している。その意味で、今回も参加者の皆さんの頭をただ徒に疲労困憊させただけで、その疲労感から皆が席を立てなくさせてしまったと勝手に思い込んでしまったのだ。しかし、席から立てないぐらい頭を疲労させる話ってどんな話なのよ。想像しただけで頭痛がしてくるじゃないの(笑)。
その後、僕は椅子の上でフリーズしている参加者の間を抜けて、奥のキッチンへと一服しに行ったのだが、そこにビデオ撮影を手伝ってくれている甥っ子のワタリくんがやってきて、一言「会心の一撃やね」と宣った。「会心の一撃?」最初は意味が分からなかったのだが、ワタリくん曰く、「皆、反転の意味が分かったんですよ。それで、やられてしまった。。。」
その後、その是非を参加者の皆に確かめるような野暮はしなかったが、もし、それが本当なら実に嬉しいことだ。それはヌーソロジーが単なる一個人の妄想で収まりのつくものなどではなく、多くの人たちと合意形成、相互了解を持てる一つの思考形態へと成長していくことの可能性が花開いたということでもあるからだ。
レクチャー当日の夜はなかなか寝付けなかった。反転の感覚的強度が他者に伝達されたというのはひょっとしてほんとかもしれない。僕の中の反転感覚が普段より一層力強さを増して意識の中を駆け巡っていた。
ロッジのminoruさんからリクエストがあったので、反転のトレーニングに利用したアニメーションもアップしておきます。(ここで膨張-収縮を繰り返す球体はもともとは外壁が青、その内壁が赤で塗られていると思って下さい。反転によって内壁と外壁が入れ替わり、反転振動を繰り返している様子を表しています)
hidemon
2009年11月17日 @ 19:58
ヌーソロジーではお世話になっています。
hidemonです。
手応えがあったようですね!
とてもうれしく感じます。
私も初めてヌースに出会ったときは意味が分からず。本を買って読み始めなしたが???と直ぐに読まなくなりました。それで、又、忘れた頃に書店をうろうるして「人神」を又買うてしまいました。
「あれ?この本前に買った!」
そうです!旧人神を2回も買いました!(笑)
初回は私の準備が出来ていなかったのでしょう。
でも2回目はピピッピ~ん!ときてしまいました。
以来、わからん!中断、わからん!中断を繰り返してきました。
それでも何に取り組んでもヌースに結びついてしまいます。
私は馬鹿高校卒業の赤点野郎です。そんな私に理解など出来ないと思っていました。
時間と分かれる50の方法を見たとき、解釈が変わっていることがとてもショックでした。
ですが今なら分かります。
kousenさんは「玉」を作り出そうとしているのですね!そのための描写、それは、変換人の視線ですね!
旧人神は人間の視線からということ!
繋がってきました。
これからも応援しています。
支離滅裂な文章ですみません。
いつかお会いしたいと思います。
kohsen
2009年11月18日 @ 11:20
hidemonさん、こんにちは。
ロッジでの書き込み、いつも楽しく読ませてもらってます。
>「あれ?この本前に買った!」そうです!旧人神を2回も買いました!(笑)
>僕もレンタルしたエロビデオとかでよく経験があります。わぁ、これって前に見たじゃんって。なぜか損した金額以上にショックが大きい(笑)。作品の強度が低いことの証しです。
>私は馬鹿高校卒業の赤点野郎です。そんな私に理解など出来ないと思っていました。
僕も大学中退の放蕩野郎です。ヌーソロジーは学歴なんて関係ないですよ。本質の部分は知識は関係ないです。センスです。
>kohsenさんは「玉」を作り出そうとしているのですね
そうです。ドラゴンボール。
七つ見つけると宇宙の秘密のほとんどが解き明かされるという仕組みですね。お互い頑張りましょう。
sieata
2009年11月18日 @ 12:53
やはりビジュアルは文字情報と比べてインパクトが違いますね。観察子のイメージが具体化します。
収縮膨張する赤青の球イメージは、光子の振動イメージとも容易に結びつきますし、真の主体の命の鼓動のイメージにも結びつきます(収縮膨張する赤青の球は、器官なき身体の心臓の鼓動のように見えます)。赤青の球振動は、それぞれ流れる時間が実虚逆向きということでしょうから、高次元空間の中で、過去と未来が同時創造される様も見てとれます。物理や哲学の専門家の方々も、にわかに信じられないイメージでしょう。
ヌースソロジーにおける顕在化は、この赤青球の振動イメージを起点に、さらに高次元無時間空間における静的なイデアまで認識を結晶化させることだと思いますが、レクチャーの今後の展開に期待いたします。レクチャービデオ楽しみにしています。
ミスランディア
2009年11月18日 @ 13:17
ああ…寂しい…みんなどんどん先に行ってしまう…。こんにちは半田さん。反転のイメージは私も必死で試してみていますが、なかなかどんぴしゃな感覚になれません。しかも、この方向性でいいのかも分からず10年ですわ!時々虚しくなり呟いてみる「ああ…そこに物語(ろまん)はあるのだろうか。」そして、レクチャーに参加された方々が、もう太陽系外に出てしまったかの様な置いてきぼり感。半田さん、プレッシャーをかける訳ではありませんが、早う東京に来て(涙)。
kohsen
2009年11月19日 @ 17:15
SIESTAさん、こんにちは。
感じ入っていただいて嬉しいです。
素人技のアニメーションですが、何とか皆さんに分かり易く伝えるために毎晩3Dソフトと格闘しています、いずれ、今までヌーソロジーでご説明してきた様々な図がアニメーションで登場してくることになると思いますので、お楽しみに。
ミスランディアさん、大丈夫ですよ。
太陽系の外になんてまだまだ出ていません。今回のレクチャーでようやくモノの外に出れたという感じですね。知覚が降り立つ場の発見は分かる人にとっては激震だったようです。
東京レクチャーは経費面や準備等が大変なので、こちらで十分資金的な余裕ができてからになると思います。しばしのお待ちを。
fifafinal
2009年11月22日 @ 21:55
今日ヌース理論という言葉を知って初めて見た記事がこの記事の初心者がみた3Dから連想した反転のイメージなんですが
真ん中の球の部分でお互いを通過し反転するのと
縮小していき真ん中の球の中に球がありその球が外に繋がっているという状態
外 | 中 | 外
のような状態
上の図だとわかりずらいですが言葉にすると
球の中にはいると中心にまた球がありその中には球の外がある
ようは球の入口が一つなのに出口が二つありその出口が二つとも一つしかない入口に繋がっている
ということじゃないでしょうか?
まだヌース理論が何かも理解できてないような者でまったく検討違いなことをいってたらすみません
hidemon
2009年11月22日 @ 22:59
>僕もレンタルしたエロビデオとかでよく経験があります。わぁ、これって前に見たじゃんって。なぜか損した金額以上にショックが大きい(笑)。
はっはっはっは!わたしもあります。
更に店員に「まいど!」なんて言われてしまった。(笑)
kohsen
2009年11月24日 @ 15:37
FIFA FINALさん、こんにちは。
ごめんなさい。図がないとおっしゃっりたいことがよく分からないです。
HIDEMONさん
ここだけの話ですが、僕は同じブツを3度も借りてしまったことがあります。ジャケットで決めると、えてしてこういうことが起こりますね(笑)。