無事に戻ったかな?

 先週の木曜日の夕方から発熱。金曜日、土曜日と布団の中でうずくまっているところ、一人の若者が事前に何の連絡もなく、突然、我が家にやってきた。ヤツはミュージシャンでヌースの熱烈なファンでもある。5年程前にとある事情でヌースから泣く泣く離れ、それから音信不通となっていたが、よりによってこんなときに突然やってくるとは。。

 どうやら無一文のようだ。とにかく家に上げてメシを食わせた。オレもとても人と話ができる状態ではないので、その夜は事務所に寝床を作って泊まらせた。
 翌日、フラフラの体でヤツをうまい定食屋に連れて行き、その後、わざわざ博多まで何をしにやってきたのか話を聞いてやることに。。
 よりによってこんなにヨロヨロのときに、こんなにタフな話を持ってきやがって。。

 約6時間余りの説得工作の末、ヤツに実家に戻ることを承諾させる。そのまま博多駅へ直行。新幹線の切符を買って持たせ、ホームまで随行。電車に乗せたあと、わざと先に帰るふりをして、ヤツをホームの陰から監視。案の定、発車前に車両から降りてきやがった。「こら、乗らんか!!」オレの姿を見るなり、逃げ込むように列車に舞い戻る。その姿を見て少し安堵を覚えた。まだ奴には恥や良心が残っている。。そして、発車。列車が出たあとも、とりあえずホーム全体を確認して、一仕事終える。
 詳しくは語れないが、全くハードな一日だった。うっ、熱がすげぇ。しばらく寝る。