新しい本

新しい本を書くことにした。

数社の出版社からオファーが来ていたのだが、無条件に好き放題やってよいと言ってくれたN社にすることにした。N社はニューエイジ系の出版社だが、社長のI氏は、実際のところ、チャネリングカルチャーものよりも、昔ながらのコアなオカルト路線の方が好みのようだ。それに、アメリカ発ニューエイジものの翻訳本を多数手がけていることもあって、それなりにUSAとのパイプもある。新著の出来がよければ米国での発売も考えているとのこと。そうなければ、いよいよ、西洋文化圏にヌース理論が進出することになるわけだ。まぁ、予算面で実現するかどうかは未知数だが、そうなると面白くなるかもしれない。

 新著を書く必要性はすでに去年の始めから感じていた。過去の三冊の著書の内容はローリングストーンをモットーとするヌース理論からすれば、過去の遺物だ。まぁ、理論と称して本を出しているなら、そうコロコロと内容が変わっていってはまずいのだが、ヌース理論の内容は「人神」が出た8年前とはすでに大きく様変わりしている。そろそろ、現時点での理論大系の全貌を一冊の書物にまとめてみたくなったのだ。

 2作目の「シリウス革命」は当初800ページぐらいの分量だったが、製本不能ということで、600ページ強に削られた。さて、今度はどうなるか。とにかく書きたいだけ書く。そこから贅肉を削ればいい。執筆期間は1年。発刊は再来年始めあたりだろうか。会社の業務をこなしながらの作業なので難航は必至だが、なるべく早く挙げたいものだ。
 どういうスタイルで行くか、思案中である。とにかく、斬新なスタイルを試みるつもりだ。読んでも、見ても、聴いても、クル本。そんな本にトライしてみたい。