定食屋「ふらごはん」

DSCN1193 3日前より、トーラス氏とチョコボ氏が事務所に滞在している。昼間は仕事があるので一緒に遊べないが、夜は毎日、おいしいものの散策に出かけている。初日はお気に入りのイタメシ屋に行き、昨晩は自宅に招いてうなぎ、今日は一昨日の昼間に食べた定食屋が感動的に旨かったというので、再び、その定食屋へと足を運んだ。

 二人がいたくお気に入りのこの定食屋,名前を「ふらごはん」という。ヌースコーポレーションのオフィスから歩いて4〜5分のところにある。わたしも時々、昼食に利用しているのだが、かつて食べたどの定食屋よりも圧倒的に旨い。メニューは定食のみで、鳥の唐揚げからハンバーグ、焼き魚、豚肉とナスの味噌炒めなど、メインディシュが14〜5種類揃っている。しかし、何と言っても最高なのは、すべての定食にサイドディシュとして付いている総菜の盛り合わせである。このつけたしだけで何と12種類ぐらいの味覚のコンビネーションを楽しめるのだ。それもみんな素材の味を生かした京仕立ての薄味。しかし、一品一品、丁寧な仕込みをしているようで、同じ煮物でも微妙に味が違う。素材はすべて有機野菜。お米は魚沼産のコシヒカリ。ごはん、みそ汁、おかわり自由。これで1.000円ぽっきり。ファミレス当たりで、1200〜1500円はたいて食べるより、はるかに安上がりで、かつ、ごはんのおいしさを満喫できる。

 写真はこの日、チョコボ氏がオーダーした「鳥の唐揚げのしぐれ煮」定食だが、写真中央がサイドディッシュの総菜つけたしである。メインのしぐれ煮は写真右上。いかにこの「ふらごはん」がサイドディッシュに力を入れているかが分かるはずだ。ちなみに、この日のつけたしは、おくらの煮物、卵焼き、こんにゃくの煮付け、ゴーヤのごま油炒め、おから、冬瓜の煮物、キュウリとニンジンの和え物、たけのこの煮物、揚げ出し豆腐、ポテトサラダ、レタスとトマト、知らない名前の野菜の和え物が2種類。なんと、これらのすべてがみんなたまらないほど旨い。ほんとうに奇跡的なぐらい旨い。写真だと今ひとつその旨さが伝わらないかもしれないが、基本的にあまり野菜好きではないわたしが、毎回毎回、あまりのうまさに皿を舐め上げるほどきれいにたいらげてしまうのだ。その旨さは定食屋のおかずの域をはるかに超えている。

 トーラス氏とチョコボ氏は明日、博多を後にする予定だが、帰る前にもう一度、この「ふらごはん」に寄っていくと言っている。わたしもここはつきあうしかあるまい。