一人デュオニソス

stonest昼過ぎに起きた。ニャンコどもに餌をやった後、原チャリでお買い物。家内が留守なので、今日は自分でメシを作る。何を食おうか。。別段これと言って食べたいものはない。こういうときはパスタに限る。ということで、マーケットでペンネとトマトソース、牛肉ミンチ、それから、バルミジャーノのいいやつをゲット。香辛料は去年、イタリアで買って来たバッチグーなやつがあるので、これで準備万端。あっというまにできました。ペンネアラビアータ!!………われながら旨い。わたしって料理の天才なのよねんのねん。

しかし、一人ってのはいいねぇ〜。毎月、出張があるのでホテルでの一人暮らしには慣れてるが、自宅の一人暮らしというのもまた格別の気分。ここは自由の大地。解放のノマド。しゃーわせな空間。パンツ一貫でうろつき回ろうが、食い物を散らかしまくろうが、オレの自由だぁ

〜。ぎゃははは。今日は思いっきりはしゃいでやるぜ。………って、さっそく、ストーンズのBeggers BanquetをCDプレーヤーにride on! ボリュームをグィっと上げて、うりゃ、「悪魔を哀れむ歌」のスタートじゃい。。ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ギャオ〜!!最高やね。60年代ストーンズは。

もちろん、誰も人が見ていないという条件つきでのことだが、わたしには気違いのようになって踊りまくるクセがある。奇声と嬌声を上げながら、それこそ、無茶苦茶に手足や、胴体を動かしまくるのだ。はっきり言って他人が覗き見たら、ぶさいくなオヤジの発作にしか見えないだろう。しかも今日はパンツ一貫である。。。しかし、踊っている最中はそんなこと考えてはいけない。考えてはいけない。考えてはいけないのだ。自分の腹が出ていることも、とても踊りには見えないことも。他者の視線で自分を見れば、それこそ踊り本来の意味はなくなる。こころゆくまで、主体の分裂症空間に入り、そこに響く大地と接続した心臓の鼓動のリズムの中に飛び込まなくてはならない。ドラムを骨髄にまで響かせて、忘れ去ったあの原始土地の魂を揺さぶり起こすのだ。ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン〜!!

あぁ、一人っていいなぁ〜。ダハハハ、今日だけは、今、この瞬間だけは、俺はミック・ジャガーなのだ。キース・リチャードなのだ。うるせぇ〜女ども騒ぐな。列を作って待ってろ。などと考えつつ、いい気になっていると………ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、おぇ、うー、気持ち悪りぃ。ぜんぜん体がついていかんぞ。。さっき喰ったペンネアラビアータが………。年だ。Fuck! 止めた。止めた。
さて、久々にのんびり過ごした一日も終わる。小さな余震は相変わらず続いているが、昨夜のクソガキの呪いもようやく解けて来たような気がするので、今夜はギンギンにヌースとやりまくろう。