マカバを使って空間を思考すること

マカバ(ケプラーの星型八面体)は空間を4次元として見るときのカタチです。数学的には3次元へ等角投影された4次元の座標軸が作る図形と言えます。マカバを使うと、空間に入り込んだ観察者を思考していくことができます。
4次元は人間の外面では持続空間として働いており、人間の内面では時間として働いています。その意味で、時間とは他者構造を通した持続空間としての4次元の反射が生み出しているものです。
時空はこの4次元の反射が作り出してきます。
※4次元(持続)側は収縮し物の中に入る(こちらが素粒子)

⚫︎「見ること」について考えよう
私たちはまだ「見ること」がどういうことか分かっていないと言えます。見ることは4次元です。見ること自体の中に持続が潜んでいるということですね。その意味で、「私が見ている」のではなく、「見ること自体」が私なのです。
そして、この「見ること」は空間の中に精神(持続)として入り込んでいます。そこから、「見ること」は他者の見ることを使って反射し、今度は「見られる」世界を作り出します。そこで4次元の方向が反転し、時間が生まれます。
時間は3次元を延長化させ、人間の内面としての時空を作り出してきます。これら一連の出来事のプロセスを操作しているのが素粒子です。
「私が見ている」という感覚は、このプロセスの結果としてに生じてくるもので、この結果の世界から見ると、原因の世界は対象化されてしまい、物質(素粒子)として見えてしまいます。
このような思考を根気強く続けていけば、精神と物質は同じものに見えてきます。初歩的な素粒子の知識が必要ですが・・・。