10月 3 2014
『KAKEXUN』とnoosology
42歳で夭折した天才ゲームクリエーター飯野賢治氏。彼の頭の中にあったネクストコンテンツ。それが『KAKEXUN』。
ひょんなことから、飯野氏の会社フロムイエロートゥオレンジを受け継いだ元音楽プロデューサーの江口勝敏氏と出会い、この『KAKEXUN』のコンセプトを聞かせてもらった。
さすが飯野さんというか、キテる(^^)。——ワタシは惑星のマグマです。ワタシハダレカという問いだけを持っています。そして、ワタシはどこにいるのでしょう——こうした問いかけからこのゲームは始まるそうだ。まさにこのゲーム空間は出だしからすでにドゥルーズ=ガタリのいう「ヘリウム、酸素、シリカ、鉄などの元素からなる新生児たちの泣き声」で満たされている。そして、そこで、暗号のようにフラッシュする異次元からの数字の雲。新生児たちはこの数列を、思考を通して生成の力へと変えていく。この新生児たちはここで一体何を経験するのだろう。そして、何に、いや、一体誰に成長していくのか? 何とメタフィジィックな、かつヘテロジェネティックなゲームなことか。
そして、このゲームの主題歌のPRビデオに、江口氏の方からある提案が。。ヌーソロジーファンは今後、注目だね。
尚、製作はクラウドファンディングなので、興味を持った方は是非、ご協力を!!
10月 17 2014
KAKEXUNβ版(カケズンベータ)オンラインゲーム制作プロジェクト
友人の江口氏がKAKEXUNβ版のオンラインゲーム制作プロジェクトをスタートさせた。
このゲームのコンセプトは先日も少し紹介したように、若くして夭折したゲームクリエーターのカリスマ的存在・飯野賢治氏によるものだ。ヌーソロジーに親しんでいる人にはすぐに分かると思うのだが、江口氏の密やかな画策で、PRビデオではヌーソロジーのサブリミナルが行われている(^^)
すでにもう、私は存在しない——
あなたと私に明確な境界はない——
私たちはいま、この惑星のマグマとなる。
何と強烈なメッセージだろう。
非生命の方が生命よりもより生命的であるというドゥルーズ的メッセージがここには満ちている。
有機的な生を超えて、無機的な生の中に有機的な力の本源を感じとること。
物質的な生を超えて、エーテル的な生の中に物質的な力の本源を感じとること。
おそらくエーテル的な生の中には僕らに馴染みのある物語はない。そこにあるのは物語を生み出した力の出来事、ある単一の純粋な出来事があるのみだろう。ひょっとすると、このゲームに登場してくる数字や幾何学はその出来事を構成するシーニュ(記号)に相当しているのかもしれない。世界はこのシーニュ化された暗号を解くことによって、そのつど、そのつど、自分自身をn次元からn+1次元へと解放していくのだ。
このゲーム制作、クラウドファンディングというスタイルを取っているので、果たしてどういう展開になるのかは僕にもさっぱり分からない。でも、一つだけ言えることは、誰もがすでにn次元からn+1次元への解放に向かって時を歩んでいるということ。その解放のビジョンを少しでも感覚に上げてくれるものとして、このゲーム制作の進展を影ながら応援したい。
それにしても、タウくんとフェルミちゃんがかわゆい(笑)
https://motion-gallery.net/projects/KAKEXUN2
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 03_動画, 08_文化・芸術 • 0 • Tags: KAKEXUN, エーテル, 飯野賢治