2月 14 2018
今日のヌース用語 【周回】
【周回(しゅうかい)】
ノスの外面性とノスの内面性を持つものの交差によって生まれているもの。進化の方因を作り出していく力。次元を中和に導くための力。ヒトの思形と感性による調整が生み出すもの。周回は、個的には覚醒と睡眠、類的には生と死の循環として現れている。
無意識は体内における血流のように流動し、循環している。何処を? OCOTの表現を借りるなら、それは「次元の中を」ということになるが、彼の言う「次元」とは無意識が活動する高次の空間的組織体のようなものだ。無意識の流動はこの組織の諸器官が完全に摩耗して新生を必要とするときまで反復し続ける。
この無意識の流動は次の三つの位相から成り立っている(下図参照)。
1.人間の意識の内面と外面を活動させるヒトの思形と感性。
2.人間の意識の内面と外面
3.人間の意識から次元を生み出すためのヒトの元止揚。
これらの循環性が〈周回〉と呼ばれているものだと考えるといい。
複雑になって申し訳ないが、こうした周回を他者側のΩ*9〜10側も持っており、自己側のこのΩ9〜10が作り出す周回性と表裏一体で活動している。そして、これら両者の等化運動が人間の内面に物質的に反映されたものがDNAだとOCOT情報は言ってきている。そのイメージで言うなら、DNAが持った延々とした二重螺旋構造は、ヒトの調整による無意識の周回運動の痕跡と言えるのかもしれない。
ヒトの思形と人間の意識の内面はリン酸と関係が深く、ヒトの感性と人間の意識の外面は糖(リボース)と関係しているようだ。ヒトの元止揚における双対関係が四つの塩基であるA(アデニン)、U(ウラシル)、G(グアニン)、C(シトシン)を意味する。U(ウラシル)→T(チミン)の置換は調整期と覚醒期の関係の反映らしい。
その意味では、ヒトの元止揚のルートを敷設するときにT(チミン)を構成し、そのルートを周回として反復するときには、それがU(ウラシル)に置き換えられている、ということになる。3+1(時空支配)と2×2(複素二次元支配)の関係がここにも表現されているのかもしれない。
生物学的に見れば、もちろん人間も一つの種に違いないが、このような形で人間の無意識構造の奥裏にDNA構造が息づいているとするなら、「すべての生物は人間の無意識の様態の表れである」と言うこともできるのかもしれない。分子の偶然の寄り集まりによって生物が発生したとする現代科学が提出している説よりも、個人的にはこちらの方が断然、面白い。
ちなみに、ヒトの調整質が形成された後の周回運動は、地球(人間の意識の内面を補完)・月(人間の意識の外面を補完)・太陽(ヒトの元止揚を補完)がベースとなって保持されているらしい。周回運動の終わりが、ヌーソロジーでもおなじみの「最終構成」というやつである。最終構成において、人間の意識は覚醒を起こし、この回路のリライトに入るというシナリオになってる。
2月 16 2018
シリウスファイル解説を再開!!
シュタヌー本の出版など、そろそろ機が熟してきた感もあるので、10年ほどお休みしていた(笑)シリウスファイル解説を再開してみようかと。「今日のヌース用語」も並行させながらね。10年前よりは、少しは意味が通じる感が増してるかもよ。10年前と同じ状況であれば、すぐ引っ込めるけどね(笑)。
変換人型ゲシュタルトは人間型ゲシュタルトと決して対立するものではない。それは人間型ゲシュタルトを転倒させるものと言うよりは、むしろ裏返すものだ。裏返せば、そこに人間型ゲシュタルトを作り出していたものが現れてくる。作り出されたものと作り出したものとの間に跨って生きるのがこのゲシュタルトなのだ。
新たな時空間、新たな大地へと世界は移行し始めている。ゲシュタルト変動は人間が意思しているものではなく、地球が人間の限界点において要請しているものだということ。それとともに人間を主体と呼べなくなる時代がまもなくやってくる。未来への希望を止め、「今・ここ」の膜を破ること。
■プランク定数とは何ですか。
人間の意識の覚醒を位置に変える面のこと。方向性を内面の反映として作り出す中性質の観察芯。
表相(物の見え)を捉える視野面のことだと思うよ。
■人間の呼吸とは何を意味しているのですか。
人間の意識の反映における相殺。反作用と正作用の調整をするために生み出された共性のようなもの。反映が交差を行っている次元と、等化を行っている次元の元止揚の交換。潜在化した覚醒作用が行ったり来たりしている状態。上次元と下次元の相対性の交差。
呼吸は幅意識と奥行き意識の無意識における反復とも言えそう。吐く息が幅意識。吸う息が奥行き意識。順に窒素分子(顕在化Ψ7-Ψ*7)と酸素分子(顕在化Ψ8-Ψ*8)とダイレクトに関係しているんじゃなかろうか。
■恒星と太陽の違いは何ですか。
恒星は次元を等化させるために生まれた次元作用。太陽は次元を覚醒させるために生み出された表相の統一化の作用。
太陽と恒星は全く別の存在だと言っている。太陽は次元を生み出すための原型のようなもの。恒星は次元の等化を行っているもの。恒星の方が存在論的に深い。シュタイナーの言葉でいうと、エーテル界への変換とアストラル界のようなもの。OCOT情報いうところの「次元」とは人間の自我をウラで構成している持続空間の領域のこと。
※下写真はドゴン神話に登場する「天上の二人のノンモ」。背中合わせのところがプラトンの『饗宴』に登場する、超古代の人間の姿を彷彿とさせるね。もちろん、これはヌーソロジー的には、「無限遠点における君と僕」のこと。
By kohsen • 04_シリウスファイル解説 • 0 • Tags: OCOT情報, ドゴン, ヌース用語, プラトン, 中性質