2月 21 2023
ChatGPTと遊んでみた
昨日はちょっと時間を取って、今流行りのChatGPTというやつと遊んでみた。
最初に、自分の中で当たりをつけている幾何学概念の対応性(3次元射影空間とブロッホ球の対応関係)について聞いてみた。これは検索ではなかなか分からなかったものだ。ChatGPTの能力これ如何に?
いやぁ、驚いた。ものの数秒で回答が返ってきた(下図上)。ヌーソロジーの開拓には使えそうにはないが、既存の学問との対応関係を説明する際に、なるべく間違いを少なくするのに大いに役立ちそう。これからはその目的で”ジピる”ことが多くなるかもしれないな、と思った。
次に今度は、以前書いたヌーソロジー関連のテキストを少しコピペして、「このテキストについてどう思うか」と彼に尋ねてみた。
すると返ってきた返答が下図下のような内容(要クリック)。
文脈もちゃんと読み取れているようで、平均的人間よりも優秀なことは確か。当たり前か。
ただ、まだまだ知識が不正確なところがあるので実際に使用するときは要注意。まるまる信じてはダメ。ちょっとでも疑わしかったら、突っ込んで確かめないと嘘を垂れ流すことになる。
こちらから間違いを指摘すると、「誤ったことをお伝えして申し訳ありませんでした」と素直に謝罪の言葉が返ってくる。この辺は、人間よりはるかに素直で付き合いやすい(笑)
それにしても、こんなToolが無料で使えるのはほんと驚きだ。これでまだ生まれたての赤ん坊なのだから、先が恐ろしい。
自分がやりたいことのビジョンをはっきりと持って使用する分にはアシスタントとして申し分ないが、自分の頭の代用で使ってしまうと、自分では何も考えない人間が大量生産されてくるのは間違いなし。
実際使ってみて感じたけど、AIはこれから先の時代、精神として生きることのできる人間を選別するための篩のようなものになってくるだろうね。たぶん、使わないのが一番なんだけど(笑)。
使う人は是非、自分がやりたいことの確固たるビジョンを持って使った方がよろし。単なる道具とはとても呼べないもののように感じるので。
3月 1 2023
表象化の意識の終わり
【落合陽一のシンギュラリティ論】シンギュラリティは2025年に来る/ディフュージョンモデルの衝撃/知的ホワイトカラーが没落する/最新版デジタルネイチャー/音楽と論文が数秒でできる
「人間の最終構成」がよく分かる動画。ディフュージョンモデルはText-to-Imageのみならず、すでに3D生成にも応用され始めていて恐ろしい速度で進化している。いずれは3D-to-3Dから意味生成に進むはず。観察子の構成をコンピュータが代理している感じ。さて、どうする人間。
今、起こっていることを落合氏の図を使ってヌーソロジー的に説明すると、こういうこと。この図で示した「顕在化」の方向を補完していかないと、人間の意識は虚無へと回収されてしまうよ、ということ。デジタルネイチャーの反映物を作り出していかないといけないってことだね。
デジタルネイチャーとフィシスの決定的な違いは、前者には質量の生成ができないということ。内包性がないのよ。すべてが表層的で中身がない。表象化におけるデータの寄せ集めだから致し方ない。最終構成以降の人間の思考の役割は、質量生成に入ること。表象の生成はもうデジタルに任せておけばいい。
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 03_動画 • 0