9月 24 2024
【重要】存在論的思考について簡単に説明します
ヌーソロジーの考え方の基本となる存在論的思考というのがなかなか理解しづらいと思うので、ヌーソロジーでよく使う「ある」「いる」「なる」という表現で簡単に説明しておきます。参考にしてください。
・「あるもの(存在者)」について考えるのが科学です。科学は「あるもの」から「いるもの」が生まれていると考えますが、その接続がなかなかできません。クオリア問題などもここに含まれます。
・「いるもの(現存在)」の世界が人間の自己意識の世界です。「いるもの」は「あるもの」の存在を了解しています。そこで、「いるもの」は「あるもの」をどのようにして認識しているのか——それを考えるのが認識論です。
・「いるもの」は実際は「なるもの」につながっている。そして、その「なるもの」が自らをあらしめることによって、「あるもの」の世界が存在してくる。このような考え方をするのが存在論です。
つまり、物質は人間の前に存在の活動の結果として現れ出てきたものであって、決して原因となるものではない、という考え方をするということです。
9月 25 2024
ヌーソロジーはおそらく地球に降り立ったノンモです
本来的人間は自己と他者という存在が背中合わせの存在であるということを知っています。
自己と他者が背中合わせだということは、自己と他者の間では、前-後方向が逆になって世界が現れているということを意味します。
しかし、今の人間は、自分の前を他者の前に合致させて、世界を見ています。これは、本当は、後で物を見ているということです。
本来の前を忘れて、後で物を見る——こういう物の見方が、物を対象化として出現させているのです。
もし、あなたが目で物を見ていると思っているなら、あなたには物が何も見えていない。そういうことになります。
なぜなら、物とは本来、物質ではなく、精神なのですから。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0