2月 25 2005
所詮は下僕。気にしない。
ばびーん、、、
ブログを始めた日に早くも抵抗勢力のアタックか・・・。
ブログがやばい–スパイウェアの配布に悪用される脆弱性見つかる – CNET Japan – コンピュータハッカーが、ブログを使ってコンピュータにスパイウェアを忍び込ませていることから、ウェブ上で数百万人 … 24日(木)12時47分
ヤル気になると、得てしてこういうもんだ(;;)。ニフティさん、早く対策立ててね。まぁ、法律と同じで、どのようなシステムを組もうが穴はできる。 当たり前の話だな。
「立ち入り禁止」と書いてあれば、立ち入りたくなるのが欲望というものだ。人間の無意識自体がそのようにコード化されている。どこもかしこもイタチごっこというわけやね。まったく、FUCK !な世の中だ。
どんな暗号を作ろうが、作ったものがいる限り、破る者が出てくる。宇宙とて同じ。神がいかに巧みなコードで世界をプログラムしていようが、デコードされたものはエンコードできるし、その逆もまた可能だろう。さしずめ、エンコードはヌース理論でいう等化、デコードは中和に該当するだろうか……。
神がコード化した世界を脱コード化へと持っていくには、ドゥルーズには悪いがデジタル資本主義じゃだめだろう。コンピュータは瞬間的に脱コード化の機械として作用はするが、あまりにリスクがでかすぎる。所詮、グローバルブレインなんてのはデッチ上げもいいとこで、自我の下僕だったものが、自我を逆支配したスマルの象徴なんだよな。先手の自我くんよ、ガンバレ!
うーむ、それにしても、画面の表示がうまくいかない。outlookでは右列のフレームが左列の下側に回ってしまう。サファリで作ったのがまずかったのか。。クソ。下僕にやられてたまるかってんだ。どなたか、対処策をご存知の方がいらしたらご教授を(;;)。
さて、明日からは東京だ。ブログであれば、ネットカフェからでもいじることができる。無精なわたしにはなかなかフィットする従者ではある。さぁ、明日は早いぞ、ポンチョ・バンサ!
2月 26 2005
S博士のこと
一ケ月ぶりの東京。今月の東京出張は25、26、27の3日間。
今日は今度会社の方で発売する新商品のパブリシティの件で一日が潰れた。
精神科医のS博士と販社のR社を訪問。
S博士との付き合いは長い。かれこれ20年くらいになるだろうか。
ヌース理論の成り立ちを知っている幾人かの人はもうご存知だろうが、
わたしは28才のときに原因不明の精神異常に陥ったことがある。それもかなり強烈なやつである。
文字通りサターン・リターンを地でいったわけだが、そのときに霊界をさまよい、
最終的に、自称「神」と名乗る暗黒霊に取り憑かれ、完全にイッてしまった。
気がつくと、精神病院の中。
そのとき、わたしを救ってくれた恩人が若き日のS博士であった。
博士とはそれ以来、親しくお付き合いさせていただいている。
S博士はT大の哲学科を出たあと、医学部に入り直したというだけあって、
宗教や精神世界にも造詣が深い。中沢新一氏とは大学では同級生だったらしく、
宗教心理学を専攻していたと聞く。S博士自身、そういったバッグボーンがあったので、
わたしを襲った異常事態が普通の分裂病の類いではないと判断できたとおっしゃる。
実際、折に触れては「わたしが担当でなかったら、半田さんはまだ病院の中ですよ。」と笑いながら言われる。
あわわわわ、そんな殺生な。
まっ、こうした事件があったからこそ、ヌース理論なるものもこの世に登場してきているわけだが、
S博士もヌース理論にはとても関心を持ってくれており、成り行きをずっと見守ってくれているようだ。。。
って………ひょっとして、まだ観察してたりして(笑)。
以前、一緒に飲んだときに、20年前の僕らの話を本にすると面白いのでは?と提案したことがある。
S博士はどことなくだが、F・ガタリに風貌が似ている。
わたしはドウルーズの命日と同じ日に生まれているので、とりあえずドゥルーズ役。へへ。
二人でなら本当の強度ある「アンチ・オイディプス」が書けるじゃないか、と考えたのだ。
博士も少し乗る気なのだが、いかんせん、今は経営に忙しくてなかなか時間が取れない状況だ。
精神科医と元その患者が共著を出版する——。タイトルはズバリ「正気と狂気」。
嗚呼、何と素晴らしい企画ではないか。ラカンが生きていたら大喜びすること間違いなし。
日本中の精神を病んだ人たちにも希望の灯が差す。
——君たちは病気なんかじゃない。世界が病気なのだ。治癒するべきは世界である。
今でも、この企画は捨ててはいない。何とか実現にこぎ着けたいものだ。
おっと、もうこんな時間か。
ホテルの窓から見える東京の夜景。
この景色の下で、数万、いや、数十万の人々が眠りについている。
夜は深い。昼が考えるよりもずっと深い。
昼よ、夜の深さに気づけ!
By kohsen • 10_その他 • 0 • Tags: アンチ・オイディプス, ドゥルーズ, ラカン