3月 25 2005
ヌース理論VSエスパーキッズ
今日、夕方、福岡ヌースレクチャーに参加してくれていたTさんから珍しく電話があった。うちの奥さんに占星術を見てほしいというのである。家内は現在、所用で東京に行っている。不在の旨を伝えると、どうしても連絡が取りたいという。そこで、東京での滞在先のホテルを教えた。急用なんですか?と尋ねたところ、予期しない返答が返って来た。
「わたしの知り合いの子供が、先日の博多の地震を予知していたんですね。その子、霊感がとても強い子で。昨日、雪が降ったでしょ。それも続けて予知していたんですよ。その子が、また、博多に地震がくるって言ってるんです。まだ幼稚園に上がる前の子ですよ。それも、この間の地震よりももっと強い地震らしく、今度は直下型みたいなんです。」
「えーっ、それって、いつですか?」
「今度の土、日、月が危ないみたいなんです。」
ち、ちょっと、マッちくれぃ〜。今度の土、日って、それって明日やんけ。。ほんな、アホな。
「本当ですかぁ〜、いゃだなぁ〜。」
と、また、どうせ、ガセだろ、と思いながらも、半分ビビりながら、アホ丸出しの返事しかできないわたし。。。Tさんがさらに執拗に畳かける。
「明日の明け方、午前6時頃が一番危ないみたいです。ちょうど満月でしょ。。半田さんは避難されないんですか。車は今日のうちにガソリン満タンにしておいたほうがいいですよ。うちではもう避難準備しています。」
「いやぁ、まいったなぁ〜。うそでしょ。大丈夫ですよ。。大丈夫。そんなことあり得ない。あり得るはずがない。まず、ないですよ。ない。。。。でも、でも、ちょっと、やだなぁ。。。」
そんなことはあり得るはずがないと思いながらも、内心、一抹の不安がよぎっているのを否定できないわたしがそこにいた。というのも、このTさん、普段から結構、霊感が強い女性なのだ。Tさんの娘さんも不思議な能力を持っている。要は、親子共々、霊感体質で直感がするどいタイプなのだ。娘さんはよく半身が透けて写真に写ったりする。それをいつも直に見て知っていたので、さすがのわたしも、ちと怖くなってしまった。なんせ、昨日の今日である。さっきだって余震があったばかりなのだ。もし前回の地震よりも大きいやつが直下型で襲えば、被害は阪神大震災並みになる。Tさんは、五分五分ぐらいの割合でその子供の予知を信じているようだ。まじに怒るのも大人げないので、結果的に「人を脅かすのはよくないですよ。」と冗談で返すぐらいしかできなかった。最後は「では、家内に電話してみて下さい。」と言って、受話器を置いてはみたものの、やはり、どうも落ち着かない。明日の朝6時か。。。。Fuck!!……こうなったら、その予知能力のあるガキんちょやらと差しで勝負だ。題して、ヌース理論VSエスパーキッズ。
クェッション1
明日の朝6時に博多を直下型の地震が襲うか否か?——じぇったい、ノォォォォォォォ〜!
クェッション2
土、日、月、この3日以内に博多を直下型の地震が襲うか?——これも、じぇったい、ノォォォォォォォ〜!じぇったいにそんなことはありまっしぇ〜ん。ありまっしぇ〜ん。ありまっしぇ〜ん。。。。
どうだ、まいったか。ませた予知ガキめ。ぺっ!。あー、書いてすっとした。今日はこれで熟睡できるな。
地震とはヌース理論の文脈では、精神総体が持った変換作用と見なされる。付帯質の力が精神に変換されるときに起こるものだ。地震が最も頻度を増し、程度がひどくなるのは、まさに、最終構成期においてなのだが、1989年からその時期に入っている。ともあれ、これから日本各地で地震は頻発し始めることだろう。しかし、能力者の予知だの、メディアが流す予測だのに翻弄されてはいけない。不安におびえるよりもいっそのこと、そんなもの絶対に来ないと開き直っている方が、実際にやって来たとき、逆に落ち着いていられるというもんだ。エスパーキッズよ、明日6時、勝負だ。負けたら、普通の子供に戻れよ。
3月 26 2005
一人デュオニソス
昼過ぎに起きた。ニャンコどもに餌をやった後、原チャリでお買い物。家内が留守なので、今日は自分でメシを作る。何を食おうか。。別段これと言って食べたいものはない。こういうときはパスタに限る。ということで、マーケットでペンネとトマトソース、牛肉ミンチ、それから、バルミジャーノのいいやつをゲット。香辛料は去年、イタリアで買って来たバッチグーなやつがあるので、これで準備万端。あっというまにできました。ペンネアラビアータ!!………われながら旨い。わたしって料理の天才なのよねんのねん。
しかし、一人ってのはいいねぇ〜。毎月、出張があるのでホテルでの一人暮らしには慣れてるが、自宅の一人暮らしというのもまた格別の気分。ここは自由の大地。解放のノマド。しゃーわせな空間。パンツ一貫でうろつき回ろうが、食い物を散らかしまくろうが、オレの自由だぁ
〜。ぎゃははは。今日は思いっきりはしゃいでやるぜ。………って、さっそく、ストーンズのBeggers BanquetをCDプレーヤーにride on! ボリュームをグィっと上げて、うりゃ、「悪魔を哀れむ歌」のスタートじゃい。。ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン、ギャオ〜!!最高やね。60年代ストーンズは。
もちろん、誰も人が見ていないという条件つきでのことだが、わたしには気違いのようになって踊りまくるクセがある。奇声と嬌声を上げながら、それこそ、無茶苦茶に手足や、胴体を動かしまくるのだ。はっきり言って他人が覗き見たら、ぶさいくなオヤジの発作にしか見えないだろう。しかも今日はパンツ一貫である。。。しかし、踊っている最中はそんなこと考えてはいけない。考えてはいけない。考えてはいけないのだ。自分の腹が出ていることも、とても踊りには見えないことも。他者の視線で自分を見れば、それこそ踊り本来の意味はなくなる。こころゆくまで、主体の分裂症空間に入り、そこに響く大地と接続した心臓の鼓動のリズムの中に飛び込まなくてはならない。ドラムを骨髄にまで響かせて、忘れ去ったあの原始土地の魂を揺さぶり起こすのだ。ドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥドゥンドゥン〜!!
あぁ、一人っていいなぁ〜。ダハハハ、今日だけは、今、この瞬間だけは、俺はミック・ジャガーなのだ。キース・リチャードなのだ。うるせぇ〜女ども騒ぐな。列を作って待ってろ。などと考えつつ、いい気になっていると………ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、おぇ、うー、気持ち悪りぃ。ぜんぜん体がついていかんぞ。。さっき喰ったペンネアラビアータが………。年だ。Fuck! 止めた。止めた。
さて、久々にのんびり過ごした一日も終わる。小さな余震は相変わらず続いているが、昨夜のクソガキの呪いもようやく解けて来たような気がするので、今夜はギンギンにヌースとやりまくろう。
By kohsen • 10_その他 • 7