12月 14 2007
コイル巻き
来週、NCジェネレーターの弐号機(ver,1.1)が出来上がってくる。初号機(ver,1.0)よりも出力も高く、垂直軸回転のrpmも初号機の3倍をゆうに超える性能を持っている。遠心力によるブレを防ぐためにかなり重さも増しているが、安定感があり、かなりの高速回転でもなんとか行けそうだ。初号機は「七の機械」というニックネームをつけたが、その路線で行けば今度のやつは「八の機械」とでも言えばいいのだろうか、とにかく、これでヌース理論でいうところのψ1〜ψ8までの次元観察子をすべて等化することのできる装置が完成することになる。
この弐号機には新しいコイルを装着する。このコイルが曲者で、導線の巻き方を一つでも間違えれば共振力は望めない。かなり複雑な巻き方なので、まずは頭の中で何度もトレースし、次にタコ糸でシミュレーション、そして本番という段取りを組む。というのも、銅線は極めてもつれやすく、一度もつれてしまうと、切れてしまう恐れがあるからだ。スタッフのT君、D君にも手伝ってもらってどうにか三人掛かりでコイル巻きを終了。来週の搬入が楽しみだ。
「8」という数はヌース的に言えば、あらゆる存在の母胎となるキーナンバーである。古事記に登場する「八尋殿」や空海の胎蔵界曼荼羅の中央に位置する中台八葉院、さらにはドゴン族のシリウス伝説もこの「八」という数字を巡って展開する。ヌースでは「7」は精神の象徴数、「8」は付帯質(物質)の象徴数として考えるが、その意味で言えば、ようやくジェネレーターの方も両輪が揃ったことになる。装置の次元が「8」番目の位置に到達したことで、実験結果にもより期待が持てるかもしれない。
12月 15 2007
受精卵消滅?
「人神」のリニューアル版の発刊に合わせてヌースアカデメイアのブログを作ることにした。スタッフのDieforくんの提案である。公式サイトも間もなくオープンさせる予定だが、ブログはサイトとは別。ヌースアカデメイア周辺の日常の出来事やイベント情報など、軽い話題を中心に進めていくつもりだ。
ということで、アドレスはこちら→http://noos-academeia.com/blog/
アカデメイアブログの方でも告知しているが、英訳版の発刊日が3月にずれこんだ。
あちらのディストリビューターから、タイトルとカバーの練り直しのアドバイスが来たからだ。
現表紙案は、下で紹介したSha氏の「OCOT」のジャケットに刺激を受け、それに、アポカリプス、終末の太陽、受胎、感性球(内在を観察するための球空間)等のイメージを重ねて、zavtoneのzatoさんに製作してもらったものだ。どうも受精卵のところがグロテスクに映ったらしい。その部分を削ってくれという依頼だった。
「シリ革」にも書いたと思うけど、ヌース的には受胎の原動力は人間の理性(ロゴス)と感性(パトス)の統合にある。その意味では未だヴェールに包まれた人間の内在野は巨大な宇宙卵である。そこにロゴスが侵入していくこと、それは無意識の意識化と言い換えてもいい。宇宙卵の発生のシステムは動物細胞のそれと同じく、 卵割から 胞胚期、 原腸形成から外胚葉、内胚葉への分化、それから中胚葉の形成という三段階のステップを踏む。ヌースの観察子番号でいうとこれらはそれぞれ1〜8、9〜10、11〜12に対応している。
受胎告知はガブリエルからすでになされているというのに、今回のマリアはかなりの堅物のようだ。処女のわたしが妊娠なんてするわけないでしょ、と言い張ってきかない。受胎はマリアの承諾がなければ起こらない。いや、神が無精子症だってこともあり得るな。。おい、ガブリエル、根負けするなよ。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: シリウス革命, ロゴス, 人類が神を見る日