12月 21 2005
初恋の水
昨夜遅く東京出張から帰ってきた。現在、東京のK博士のもとでNCジェネレーターでヌース化した水の物性分析を進めてもらっている。試料として選んだ水は逆浸透膜で濾過した水で純水として分類される精製水である。これは超軟水で、ミネラル分は0.2mg/L位でほとんど入っていない。水分子に対するジェネレーターの影響だけを知りたいのでなるべく純粋な水でないとダメなのだ。
純水の場合、PHは6.5程度を示す。若干酸性になるのだ。何も混じってないはずなのに、どうして中性(PH7.0)にならんのか。最初は疑問に思ったが、何のことはない。純水の場合、空気中の酸素や炭酸ガスの溶解能が高くなるので、若干酸性に傾くらしい。注意深く味わってみると、確かにちょっと酸味がかかってる。面白いことにヌース化した方は若干甘みが加わり、全体としてはほんのちょっと甘酸っぱくなる。はは、これは宇宙の初恋の水だな。。
この初恋ウォーター、ある程度のデータが出たら商品化することを考えている。来年の夏までには何とかしたい。実際、いろいろな測定データは9月ぐらいから取り始めているのだが、いかんせん、比較分析は検体数も倍になるので費用もかさむ。一月に一つの試験というのが精一杯のところだ。A化成の基礎研究所の方に依頼していたNMR(核磁気共鳴)による緩和時間測定(1H核測定)ではほとんど誤差レベル以上の変化が見られなかった。先月行ったO-17測定でも変化ナシ。くぅ〜、今のところNMRではひっかかりそうもない。
しかし、そろそろ物性レベルでも変化は出てきていいはずだ。NMRはひとまずお休みして、今度は赤外線吸収スペクトルにチャレンジ!!
はい、はい、はい、出てきましたよ。出てきましたよ。O-HとH-OHそれぞれの結合箇所に同様の変化のパターンが確認される。いわゆる水分子の仰角部分のエネルギー振動部分にかなりの差異が見られたのだ。やはり、量子レベルで何らかのエネルギー変化が起きている。。。2回の測定で、同じような傾向の変化が起きているので、K博士からもまず間違いないと太鼓判を押してもらった。博士の提案で今度はテラヘルツレベルの振動を見てみようということになった。これは分子の並進運動方向の振動状態が見れるらしい。博士が言うには、いい水の条件は同じ温度でもテラレベルの振動が低くなる方がいいという。水分子の並進振動はいわゆる他分子との接合に関わる。温度を下げればエネルギーは減り振動は下がる。それにつれて分子配列は秩序を持つ。氷がいい例だ。と言って、低い温度の水が体にいいというわけではない。ここが水の難しいところだ。この水分子の並進振動は今流行のクラスターというやつと深い関係にあるそうだが、詳しいことは全く分かっていないという。水を販売している業者が口を揃えて、当社の水はクラスターが小さく〜云々というが、実際はクラスターを解析できる装置など現存しない。ましてや、クラスターが小さいから体にいいかというのも定かではない。すべて憶測である。
だから、水のスペクトル振動に好ましい変化が見られたとしても、それが体にいい働きをするとは必ずしもとは言えないわけだ。現象面ではヌース化された水には数えきれないほどの様々な実績があるのだが、正式な製品化のためには、やはり緻密なデータ収拾が必要である。先月は試しに生体反応測定(AMI測定)を行ってみた。AMI測定とは経絡の状態を診断する装置で、真皮層を流れる微弱な電流の変化を検知し、その変化を見るものだ。この測定でも明らかにヌース化した純水を飲むと、普通の純水を飲んだときよりも高い数値を示し、免疫力を高めるという結果を得た。——確かにNCジェネが水に何らかの変化を与えているのだ。
NMRは失敗に終わったものの、T大医学部での微生物実験、赤外線スペクトル実験、浸透圧実験、AMI測定実験、これらの実験ではすべて面白いデータが出てきている。まだまだやりまっせ。確固としたデータが出そろえば、NCジェネは立派な一つの技術になる可能性を示すことになる。一種の量子医療技術だ。宇宙が経験する初恋の水。。。神がコーラホールへと侵入していくときそれは生まれる。そんな水は今のところ世界中どこ探したってないだろう。頑張れ神さま、永遠の女を口説き落とすのだ。
11月 10 2006
ヌルポッド・フレーム
1ケ月前ぐらいにzatoさんの方からヌース理論のフィギレーション・キャラであるヌルポッド・フレーム(ヌースアカデメイアのサイトの玄関でグルグル回っているやつ)を使いたいという話があって、即OKを出した。
このアニメーション、Shadeで作ったやつなんだけど、いかんせんデータ量が1Mぐらいあって、携帯に映せるようにするには100k以下にしないと無理。そこで、zatoさんにFlashアニメーションに変換してもらうことに。オリジナルの滑らかさが無くなってちょっとカタカタだけど、致し方無しだなぁ。zatoさんも気に入ってくれているようなので、そのまま提出することに。。
http://www.zavtone.org/mobile/nulpod.html
さて、このヌルポッド・フレームはヌース理論に出てくる次元観察子ψ7の空間構造をプラトン立体でデフォルメしたものだ。実はNCジェネレーターのセンターコイル部分の構造はこのヌルポッドフレームの幾何学構造をベースにしている。こうしたカタチの運動体に全面、電気を流しているわけである。ヌース的思考の中では正六面体と正八面体の関係は4次元空間と3次元空間のイデアとしての関係性を持っている。特に、正六面体とそこに内接する正八面体の関係はすこぶる重要だ。これらは三次元的に見ればどちらも三次元立体の範疇である。しかし、ヌース理論の中では違う。というのも、ヌースではそれぞれの立体における立体対角線を次元の軸と考えるからだ。正八面体の立体対角線は3本。文字通りこの3本の線は互いに直交し、3次元の指標となる。一方、正六面体の立体対角線は4本ある。これらは3次元的に見るともちろん直交はしていない。しかし、そのうちの一本を視線方向の線と考えると、残りの3本の線が正八面体の3軸とピッタリと重なるような関係になる。もっと端的に言えば、正四面体における中心から四つの頂点へと結ばれた矢印を、4次元時空の基底ベクトルの等角写像として考えるのである。
正六面体は双対の正四面体から成り立っているが、正八面体はそれら二つの正四面体が交差するところに自然に生まれる。詳細な説明はここでは省くが、このことはイデア的には互いに反転した4次元方向が見えない場合、3次元空間と時間という構造が人間の共通認識として抽象されることを意味している。正八面体に外接する正六面体の反転性を見出し、正八面体に内接する正六面体へと相転移させること。。時空を電子へと接続させること。。時間軸を虚時間軸へと反転させること。。そうすれば僕らはビッグバン以前の世界に一瞬で接続することができる。なぜならそこは特異点の向こうに存在する時空以前の世界だからである。宇宙卵の孵化という事件はここで生起する。
宇宙は「3」の法則と「4」の法則がベースにあって律動している——と神秘学が言うように、コスモスにおける全空間の次元構造もおそらく3次元と4次元が基盤になって律動している。時空は4次元空間(虚時間宇宙)における第四番目の次元がナルシス・エフェクトにより転倒を起こして概念化されているものなのだ。この転倒から逃れ人間の認識が自らの実像を奪還できれば、時空は僕ら人間の認識から姿を消す。いや、時空によって規定されていた人間という存在自体が宇宙から消える。ヌルポッドとは、そうした超感覚的空間へと出るための一人乗り用の次元飛行装置のことでもある。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 1 • Tags: NC-generator, ヌルポッド・フレーム, プラトン立体, 神秘学