3月 11 2024
意識について考えるときは、時空の外に出よう
ヌーソロジーにおける主観空間の考察は、一人称視点の不動性というところからスタートします。絶対不動の自分ということです。
一人称視点が不動であるという考え方は、物理的な空間で観測者の位置が固定されているという意味ではありません。むしろ認識論的、存在論的な視点からの不動性のことです。
つまり、私たち一人一人は、自らの主観的経験の中心に位置し、その位置において世界を知覚しているということです。
純粋に意識的に考えるなら、個々の観測者は、自らの主観的経験の中心に位置し、その経験を通じて世界を知覚しているということです。
決して、時空の中で世界を知覚しているわけではありません。時空の中から世界を知覚していると考えるから、脳で意識が生まれているとか、変な考え方が生まれてしまうのです。
意識について考えるときは、時空から出る必要があるということです。
3月 13 2024
「響き合うアート宗像」参加してきました
日曜日に「響きあうアート宗像」のイベントに参加してきました。遠方からスピナーズの方も集まってくれて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。展示作品群も、ほんと素晴らしく、これぞアートの王道というものばかりでした。
今回のアートイベントで驚いたのは、展示作品のすべてがAbstract artだったことです。「分かりやすさ」があらゆるジャンルを闊歩するこの時代に、とても熱い情熱を持って、こうしたカウンターを仕掛けている人たちがいることを知って、とても嬉しく思いました。
インタビュー形式の講演会も、終始、緊張感と熱気を帯びた中で進み、実行委員のメンバーの方々も、ヌーソロジーの考え方にとても深く共感してくれたようでした。二次会の飲み会で、近い将来、一緒に何かやりましょうという話も出たぐらいです。
インタビュー講演の内容や詳しい作品評などは、今月のヌーソロジーサロンのメルマガ「スピナーズ」の方に書かせていただきます。とにかく、とても濃密な1日を過ごさせていただきました。
参加アーティストの皆さん、実行委員会、スタッフの皆さん、そして、遠方からおいでくださったスピナーズの皆さん、どうもありがとうございました。
「響き合うアート宗像」の開催期間は3月24日(日)まで開催されています。福岡近郊の方は是非、お出かけください。宗像の地の歴史と現代アーテイストたちの感性が時空を超えて、文字通り、響き合っているイベントです。
※下はファイバーアーティスト、芹野直子さんの作品
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 02_イベント・レクチャー, 08_文化・芸術 • 0