7月 4 2014
『シリウスファイル』におけるDNA情報
『シリウスファイル』との格闘を始めて、はや20年ほどの歳月が流れました。僕にとって、『シリウスファイル』とは垂直的な未来の中に埋もれていた一編の聖文書のようなものです。ここには忘却された宇宙の無意志的記憶の断片が記されている——そう直観して、解読作業を進めてきました。素粒子、原子、DNA、細胞、生物、地球、月、太陽系、そして銀河系。僕の質問のスタイルのためか、シリウスフィルの内容はすべて物質に関する情報で埋め尽くされています。しかし、その内容を精査していくと、それらはいずれも物質を潜在的な次元から見た内容になっています。ここで潜在的次元と呼んでいるのは物質の生成を行っている場所のことです。
W氏からリクエストがあったので、今日はこの『シリウスファイル』の中からDNAに関した情報を抜き出して皆さんに紹介しておきます。このあまりに壮絶な分からなさに、卒倒するなり、悶絶するなり、無視するなり、お好きにどうぞ。
コ : DNAの次元はヒトにおける第9番目の次元の方向性と考えてよいですか。つまり、 DNAとはヒトにおける思形の対化と考えてよいのかということですが。
オ : はい。そうです。ヒトが対化の交差を行うために生み出しているものです。ヒトにおける対化の交差の内面の位置を意味しています。
コ : 以前、DNAが持つ二重螺旋の意味をお聞きしたときに「有機体ノウスにおける位置の等換」と言われましたが、それは「変換作用によって生まれた次元と転換作用によって生み出された次元を等化する」という意味なのですか。
オ : はい、そうです。力の変換作用が転換側に等化の方向を持つということ。
コ : DNAの二重螺旋構造とは人間の意識の内面と外面を意味しているのですか。
オ : はい、意味としてはそうなりますが、内面と外面の反映を起こすものすべてということになります。ソウタイセイ(相対性?総体性?)の格差が生み出したものと考えるといいでしょう。
コ : DNAの両端に並ぶリン酸PO4、アミン基CH2、糖などの連結の反復は何を意味してるのですか。
オ : 性質が不確実な力をもつために調整が繰り返されているということです。性質の対化と性質の反映のようなものです。
コ : では、その間をつなぐ梯子段に当たるようなものとしての塩基は何を意味しているのでしょうか。
オ : 覚醒作用を元に戻すところです。
コ : 核酸の持つ意味はなんですか。核酸は化学式で表すとPO4、すなわちリン原子一つと酸素原子が4つで作られています。
オ : 電気的な位置を生み出すものという言い方ができます。
コ : 言葉と関係がありませんか。
オ : はい、あります。内面性がすべて生み出されているところです。性質の位置を正確に相殺するところに存在する負荷です。
コ : 糖はリン酸にくっついてDNAの端にくっついている5角形の分子の形態を持っていますが。糖の働きの意味は。
オ : 糖は人間における対化の交差を元に戻す位置です。
コ : 位置の等化と関係がありますね。
オ : はい、潜在化した位置の等化作用を表していると言えるでしょう。
コ : つまり、無意識的自己の位置ということですか。
オ : そうですね。同じものです。
コ : DNAにおける4つの塩基はアデニン、グアニン、シトシン、チミンと呼ばれています。この4種類の「4」という双対性に何か意味があるのですか?変換作用の対化と転換作用の対化を意味しているのですか。それとも、それらの等化と中和の対化を意味しているのですか。
オ : それらの等化と中和の対化を意味しています。等換させられたところに存在する位置と考えて下さい。
コ : それらは結果的に人間の内面の対化と人間の外面の対化として凝縮してくるのですね。
オ : はい、そうです。送り込む力がそのようなカタチとして現れているのです。。
コ : DNAの中のアデニンとはなんですか。
オ : 総体性を持つカタチに変える位置をもつもの。
コ : グアニンとは何ですか。
オ : 等化を確実化するものです。
コ : シトシンは?
オ : 精神の等化により生み出されたカタチのある交差の次元を意味します。
コ : チミンとの違いはなんですか。
オ : チミンは電気的な部分をもちます。
コ : A(アデニン)とG(グアニン)はプリンと呼ばれていますが、これらは6角形と5角形の分子構造から成り立っています。プリンは付帯質の内面における1番目と3番目の次元の方向性と考えてよいですか。
オ : はい、よろしいです。性質の方向性を持つものすべてを表しているのではないかと思います。 アデニンとグアニンとは中性質の中和という言い方ができます。
コ : C(シトシン)とT(チミン)はピリミジンと呼ばれていますが、これらは6角形の分子構造のみでできています。ビリミジンは付帯質の内面における2番目と4番目の次元の方向性と考えてよいですか。
オ : はい、そうです。付帯質の内面性を意味するものすべてをカタチに変えたもの。
コ : 6角形構造の分子はいずれも4つの炭素と2つの窒素から作られているようなのですが、これは何を意味しているのですか。
オ : 性質の対化を意味するものと、その反映の対化を意味するものとの交差の意味。
コ : それは人間における自己と他者の自我の位置の双対関係のようなものですか?
オ : はい。
コ : AT結合とは何を意味するのですか。
オ : 人間の外面における対化の本質。感性があるもの。
コ : GC結合とは何を意味するのですか。
オ : 人間の内面における対化の本質。感性がないもの。
コ : RNAの塩基はDNAの中のチミンがウラシルに置き換わっていますが、ウラシルとは何ですか。
オ : 人間の意識における調整が行われているところです。観察精神を生み出す関与の位置と言えるでしょう。
コ : RNAがDNAを転写していると言われてますが、これは何を意味するのですか。
オ : それは人間の意識における調整を等化させていることを意味します。
コ : RNAとDNAの違いは何ですか。
オ : 元止揚の観察と進化のカタチの観察の違い。真実の人間による調整が行われています。
コ : DNAの二重鎖を真ん中でつないでる水素結合とは変換と転換の交差を意味しているのですか。
オ : はい、人間の意識における覚醒と反覚醒を意味しているところ。
コ : DNAの前に生まれたという二重螺旋構造を持っていないRNAとは何ですか。
オ : 有機体ノウスの別次元のもの。
コ : DNAは半分に分かれて、自己複製を行いますが、これにはどのような意味があるのでしょうか。
オ : 精神の対化を残していくため。付帯質の活用性をもつための上次元相殺。
コ : 細胞核の中にある染色体はDNAが5回、多重に捩れを作ってできています。これは染色体の次元がDNAよりも一つ深いところにあることを意味しているのでしょうか。
オ : はい、DNAの次元はヒトにおける対化の交差の位置として生み出されたものであり、染色体の次元は同一化の交差を意味するために生み出された次元です。
コ : もし、そうならば、染色体を始めとする細胞核の次元とは大系における11番目の次元に当たるのでしょうか。
オ : 人間の意識が付帯質を持つために生み出した等身状の働きのものです。
コ : 細胞の中にはミトコンドリアという器官かありますが、これは何ですか。
オ : 定核化したものを付帯質に変えるために生み出された付帯質のボウレイ。セイカクシツの対化を持つ次元を形作るものです。
コ : アミノ酸を作るための遺伝子の暗号はコドンと呼ばれています。このコドンはA,T,G,Cの4つの塩基から3つを選び出すことによって組み立てられているのですが、この「4つから3つを選ぶ」ということはどういう意味を持っているのですか。
オ : 定質の対化から内面性を生み出す覚醒作用を等化に変えるということ。
コ : 結果的にこのコドンの種類は64種類となります。この64という数にはどのような意味があるのでしょうか。
オ : 元止揚の覚醒作用の位置を意味する数です。
コ : 20種類のアミノ酸とは何ですか?
オ : 精神の覚醒作用においての概念の意味です。 反映を覚醒させる意味。覚醒を起こすための位置。重畳した力に関与された元止揚を内面に生み出す力のようなもの。 人間の意識の交替化を生み出させる次元の対化。
コ : アミノ酸からタンパク質が合成されていきますが、これは?
オ : 元止揚の覚醒が生み出されている上次元に付帯質としての覚醒を促す位置。中和のカタチを持つ統制作用。
コ : DNAを転写したRNAは細胞核の外に出てタンパク質を合成するリボソームという粒子に結合すると言われてますが、リボソームとは何ですか。
オ : 精神の対化における概念を持つ位置をカタチに変えるもの。セイカクシツの覚醒作用を覚醒作用のある元の位置に戻す。人間の進化のカタチに方向性を与えるものと言えるでしょう。
7月 8 2014
ポジ空間とネガ空間(人間の内面と外面)
今日はヌーソロジーの基本的な部分の話をしますね。
空間にはネガとポジの二つの形式が存在しています。問題はネガの方がまだ僕らの認識に上がってきていないということなんですね。哲学者はこのネガ空間のことを指して「差異」と呼んでますし、宗教者は「霊魂」と名付け、物理学者は「素粒子」として思考している。
このネガ空間が見出せないために、同じものをそれぞれ違う名前で呼んで、話がすごい難しいことになってしまっている。それが現在の僕らの知の状況なんだと思っています。
このように既存の認識では全く別々のものとして捉えられているものたちを「反転認識」というそれこそ雷鳴の一撃によって一つの同一のものとして見なせるような認識の在り方を作る、というのが人間の意識進化の具体的なビジョンの一つだと考えています。
反転が決行されると、空間そのものに差異が生まれます。反転してないものと反転したものとの差異です。そこから空間はこの差異を打ち消そうとする運動を開始します。両者の対称性を形作ろうとするわけですね。しかし、結果的にこの運動も反作用を生み出し、またそこに新たな差異を作り出してくる。。こうして絶えることのない差異化の運動が延々と続いていくことになるのですが、これが「創造」というものだと考えています。
人間にはまだ認識できていないネガの空間世界においては、こうした差異化の連続的なシステムが高次元の空間構造としてセットされています。それがあるから僕らには意識が生まれている。哲学の世界でいうところのアプリオリですね。シュタイナー風に言えば「体」と「霊」をつなぐ部分としての「魂」に当たります。ドゥルーズなんかはこうした領域を「潜在的なもの」と呼びます。
この「潜在的なもの」に欠かせない条件が「持続」です。エーテル体が持った働きと言っていいでしょう。時間においては「体(物質世界)」と「霊」の関係は現在(継起する時間)と持続(永遠)の関係として現れてきますが、「魂」は、この「体」と「霊」の間を取り持つものとして時間の流れを感じ取っています。
さて、ポジの空間には継起する時間しかありません。持続の働きを持っているのがネガの空間です。ですから、反転認識を持ってネガの空間を目の前に顕現させるということは持続の息づく場をカタチとして見出すということを意味します。そして、そこに持続が根付いているからには、その場こそが主体本来の場所と考えられなくてはなりません。
ここではポジ空間とネガ空間の相互反転が起こっている最も基本的な場所を図で示しておきましょうね。下図で赤と青の矢印をそれぞれ半径として回転させて作り出される二つの球空間がポジ空間とネガ空間の関係になると考えて下さい。
イメージできるとすぐに分かってくるのではないかと思いますが、普段の僕らが3次元空間と呼んでいるものはモノの手前に自分を感じることによって作り出されていますから、ネガ空間の方が全く意識に上がってきていないのが分かります。
スピ系の人たちが「世界とはわたし自身にほかならなかったのだ!! 」と感じるときの感覚は、実はこのネガ空間の存在を直観しているからだと言っていいでしょう。ネガ空間においては、見られているものは見るものと同じになっていると考えて下さい(とりあえず)。
このような二つの相互反転した空間が人間の認識に幾何学的に浮上してくることをOCOT情報では「対化の顕在化」と言っています。そして、この顕在化をスタートラインにして、今まで無意識の底に沈んでいた「魂」の世界が、連続的な差異のシステムとして明確な次元構造として浮上してきます。この次元構造を指し示す概念がヌーソロジーのいう「次元観察子」というヤツなんですね。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 内面と外面, 次元観察子