5月 22 2024
ヌーソロジーによるシュレディンガー方程式の解の解釈
最近は完全に主観空間の中に入って、量子力学の概念を主観空間側で解釈するとどうなるのか、そのことについてばかり考えている。ノンポテンシャルの場合なら、シュレディンガー方程式の解についてはおおよその整理がついた。
◯ヌーソロジーの前提
ヌーソロジーは、量子現象を観測者の持続空間として捉え、この持続空間は観測者の位置認識や記憶と関連付けられている。これにより、波動関数は物理的な系の状態ではなく、観測者のセンシビリア(認識サセテイルモノ、記憶サセテイルモノ)を表現する持続空間の数学的形式化として解釈される。
1.エネルギー固有値と時間距離の関連
ヌーソロジーでは、粒子のエネルギー固有値は、観測者から対象までの時間距離に関連した持続空間の持続量として解釈する。つまり、観測者から異なる時間距離に存在するU(1)円は、それぞれ異なるエネルギーレベルを持つ系を表していると考える。
2. 時間に依存するシュレディンガー方程式の解
時間に依存するシュレディンガー方程式の解は、観測者周りのある系に存在する無数の対象が持つ持続空間を表していると考えられる。この解は、時間経過に伴う波動関数の変化を表し、異なる固有状態の位相の違いによる干渉効果を含む。
3. 時間に依存しないシュレディンガー方程式の解
時間に依存しないシュレディンガー方程式の解は、観測者が特定の対象に焦点を当てた際の持続空間を表していると解釈される。この解はエネルギー固有値を持ち、その確率密度分布は時間に依存しない。
6月 14 2024
ヌーソロジーが量子力学に固執する理由
ヌーソロジーが量子力学に固執しているのは、もちろん、OCOT情報が量子構造と人間の無意識構造を同一視していたからです。
そして、実際、量子力学が提供する観測者問題や非局所性、波動関数の崩壊といった現象は、物質と精神の一致という観点から見るなら、とても深い意味を帯びているように思えます。
量子力学のこのような特性は、物質の世界と精神的な現象がどのような形で相互に関係しているかを探っていく上で、ほとんど唯一の手がかりと呼んでいいものです。
観測者問題とは、観測者の意識や測定が量子系に与える影響のことを指しますが、これは精神が物質的な実体に何らかの影響を与えている可能性をはっきりと示唆しています。
量子もつれや非局所性は、物質世界が見かけ上の局所的な制約を超えて、非時空的な場所で相互に深いつながりを持っていることを示唆していて、意識や精神が物理的な距離を超えて作用している”リアル”さを想像させます。
こうしたことを量子力学の数理構造と現代哲学の知見を用いることによって、オカルティックな概念を使用することなく説明づけ、実際に認識として現実化させることをヌーソロジーの思考は目指しています。
というのも、意識進化というものがあるのであれば、そのような新しい認識の構築以外にないだろうと考えているからです。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: OCOT情報, 波動関数, 量子力学