2月 16 2018
シリウスファイル解説を再開!!
シュタヌー本の出版など、そろそろ機が熟してきた感もあるので、10年ほどお休みしていた(笑)シリウスファイル解説を再開してみようかと。「今日のヌース用語」も並行させながらね。10年前よりは、少しは意味が通じる感が増してるかもよ。10年前と同じ状況であれば、すぐ引っ込めるけどね(笑)。
変換人型ゲシュタルトは人間型ゲシュタルトと決して対立するものではない。それは人間型ゲシュタルトを転倒させるものと言うよりは、むしろ裏返すものだ。裏返せば、そこに人間型ゲシュタルトを作り出していたものが現れてくる。作り出されたものと作り出したものとの間に跨って生きるのがこのゲシュタルトなのだ。
新たな時空間、新たな大地へと世界は移行し始めている。ゲシュタルト変動は人間が意思しているものではなく、地球が人間の限界点において要請しているものだということ。それとともに人間を主体と呼べなくなる時代がまもなくやってくる。未来への希望を止め、「今・ここ」の膜を破ること。
■プランク定数とは何ですか。
人間の意識の覚醒を位置に変える面のこと。方向性を内面の反映として作り出す中性質の観察芯。
表相(物の見え)を捉える視野面のことだと思うよ。
■人間の呼吸とは何を意味しているのですか。
人間の意識の反映における相殺。反作用と正作用の調整をするために生み出された共性のようなもの。反映が交差を行っている次元と、等化を行っている次元の元止揚の交換。潜在化した覚醒作用が行ったり来たりしている状態。上次元と下次元の相対性の交差。
呼吸は幅意識と奥行き意識の無意識における反復とも言えそう。吐く息が幅意識。吸う息が奥行き意識。順に窒素分子(顕在化Ψ7-Ψ*7)と酸素分子(顕在化Ψ8-Ψ*8)とダイレクトに関係しているんじゃなかろうか。
■恒星と太陽の違いは何ですか。
恒星は次元を等化させるために生まれた次元作用。太陽は次元を覚醒させるために生み出された表相の統一化の作用。
太陽と恒星は全く別の存在だと言っている。太陽は次元を生み出すための原型のようなもの。恒星は次元の等化を行っているもの。恒星の方が存在論的に深い。シュタイナーの言葉でいうと、エーテル界への変換とアストラル界のようなもの。OCOT情報いうところの「次元」とは人間の自我をウラで構成している持続空間の領域のこと。
※下写真はドゴン神話に登場する「天上の二人のノンモ」。背中合わせのところがプラトンの『饗宴』に登場する、超古代の人間の姿を彷彿とさせるね。もちろん、これはヌーソロジー的には、「無限遠点における君と僕」のこと。
6月 26 2018
ヌーソロジーはハイデガー哲学とも似ている?
ヌーソロジーには本来的歴史性の構造として、26,000年を下のような6,500年の四段階に区分する考え方がある。
1.付帯質の外面
2.付帯質の内面
3.精神の内面方向
4.精神の内面
これと似たようなことを考えた哲学者がいないかと探していたら、ハイデガーが同じような考えを持っているのが分かった。
ハイデガーの場合は、この本来的歴史性をプラトンの「洞窟の比喩」との関連性で語っている。
1.地下の洞窟における人間の状態
2.洞窟の内部における人間の解放
3.根源的な光への人間の本来的な解放
4.洞窟への自由な者の帰還
ハイデガーにおいては、この歴史的変遷は存在の取り戻しを意味する。
つまり、ハイデガーは、洞窟の外と内を往還する「解放者」の在り方を、本来的時間における歴史と捉えているわけだ。ただし、ハイデガーには、この段階の切り替わりが6,500年云々~といった話はない。
とにかく、人間を被造物の枠に幽閉している一神教の精神から逃れることが重要。この精神が「付帯質の外面(あるものの世界)」のガードを強固に固め、存在を隠蔽している。人間は物体的な存在でもなければ、生物学的な存在でもない。「付帯質の内面(なるものの世界)」が開けば、それは見えてくる。
※付帯質の外面から付帯質の内面の移行とは、いつも言っている「幅認識」から「奥行き認識」の世界への移行と同じ意味です。
By kohsen • 01_ヌーソロジー, ハイデガー関連 • 0 • Tags: ハイデガー, プラトン, 付帯質