11月 1 2017
フォニオの芽吹き
言葉は存在の住処だと言うハイデガー。すごく抵抗がある。むしろ、言葉は仄暗い土の中で目覚めを待つ種子のようなものとして考えたい。そういうイメージの方がしっくりくる。
今は薄暗い所で活動しているが、言葉もやがて目を開き、生成の大地に文字通り芽を出してくる。
そして、種子が大気の存在を初めて知る日、すべての言葉も双葉に割れる。
【フォニオ】とは——
ドゴン神話においては「種子」の意味を持つ。フォニオは七段階の振動を作りながら自らの内部で螺旋状に成長していく。この七段階の振動を発展させていくのは種子の生命の本質とされることばの活動である。ことばの力によって種子がその内部で成長を遂げていく。十分に種子が育つと、そこからこの種子は螺旋状の旋回の方向を反転させフォニオを双子化させて世界を開いていくとされる。ここに基本となる「7×2=14」という数が生まれるる。「14」はドゴン神話においては極めて重要な数である。
2月 16 2018
シリウスファイル解説を再開!!
シュタヌー本の出版など、そろそろ機が熟してきた感もあるので、10年ほどお休みしていた(笑)シリウスファイル解説を再開してみようかと。「今日のヌース用語」も並行させながらね。10年前よりは、少しは意味が通じる感が増してるかもよ。10年前と同じ状況であれば、すぐ引っ込めるけどね(笑)。
変換人型ゲシュタルトは人間型ゲシュタルトと決して対立するものではない。それは人間型ゲシュタルトを転倒させるものと言うよりは、むしろ裏返すものだ。裏返せば、そこに人間型ゲシュタルトを作り出していたものが現れてくる。作り出されたものと作り出したものとの間に跨って生きるのがこのゲシュタルトなのだ。
新たな時空間、新たな大地へと世界は移行し始めている。ゲシュタルト変動は人間が意思しているものではなく、地球が人間の限界点において要請しているものだということ。それとともに人間を主体と呼べなくなる時代がまもなくやってくる。未来への希望を止め、「今・ここ」の膜を破ること。
■プランク定数とは何ですか。
人間の意識の覚醒を位置に変える面のこと。方向性を内面の反映として作り出す中性質の観察芯。
表相(物の見え)を捉える視野面のことだと思うよ。
■人間の呼吸とは何を意味しているのですか。
人間の意識の反映における相殺。反作用と正作用の調整をするために生み出された共性のようなもの。反映が交差を行っている次元と、等化を行っている次元の元止揚の交換。潜在化した覚醒作用が行ったり来たりしている状態。上次元と下次元の相対性の交差。
呼吸は幅意識と奥行き意識の無意識における反復とも言えそう。吐く息が幅意識。吸う息が奥行き意識。順に窒素分子(顕在化Ψ7-Ψ*7)と酸素分子(顕在化Ψ8-Ψ*8)とダイレクトに関係しているんじゃなかろうか。
■恒星と太陽の違いは何ですか。
恒星は次元を等化させるために生まれた次元作用。太陽は次元を覚醒させるために生み出された表相の統一化の作用。
太陽と恒星は全く別の存在だと言っている。太陽は次元を生み出すための原型のようなもの。恒星は次元の等化を行っているもの。恒星の方が存在論的に深い。シュタイナーの言葉でいうと、エーテル界への変換とアストラル界のようなもの。OCOT情報いうところの「次元」とは人間の自我をウラで構成している持続空間の領域のこと。
※下写真はドゴン神話に登場する「天上の二人のノンモ」。背中合わせのところがプラトンの『饗宴』に登場する、超古代の人間の姿を彷彿とさせるね。もちろん、これはヌーソロジー的には、「無限遠点における君と僕」のこと。
By kohsen • 04_シリウスファイル解説 • 0 • Tags: OCOT情報, ドゴン, ヌース用語, プラトン, 中性質