12月 26 2017
人間と人間の反対の交差について
人間は延長空間に住む。
人間の反対は持続空間に住む。
延長空間は「ある」世界。
持続空間は「いる」世界。
今はまだ僕らには「ある」世界しか見えていない。
「ある」世界で、「いる」世界は説明できない。
今は、「ある」世界が、「いる」世界を覆い隠している。
「いる」世界をもっと表に上げること。
「いる」世界を見えるものに変えていくこと。
そうすれば、
「いる」から「ある」へと向かっている世界が見えてくる。
それが、「なる」世界。
「いる」ことが、
「ある」ことと結ばれ生まれてくる新しい世界。
人々は「なる」世界において、
初めて相手が誰であったのかを知ることができる。
「なる」世界を作り出そう。
それが複素空間認識の世界。
それが物自体の世界。
それが、人間と人間の反対の交差が起こる世界。
交差は、もう始まっている。
12月 27 2017
2013年にQビズムというのが出てきてたんだね
2013年にすでにこういう考え方が出てきていたんだね。恥ずかしながら、最近知りました。「Qビズム 量子力学の新解釈」(日経サイエンス)
ここで最後に書かれてある「この考え方では,波動関数は世界に実在するのではなく、個人の主観的な心の状態を反映しているだけだ」というところ、少しヌースっぽい。
Qビズムはキュビズムをもじったものだろうけど、これもヌース量子解釈とかぶるところがあるね。
もともと波動関数自体、複素関数だから実在でないのは当たり前の話。ただ、主観的な心の状態と言われても、それって何?って話になる。「信念の度合」などと言われても困るし。
ここまで斬新的な解釈でも、まだ受動的な解釈を抜け切れていないわけだね。量子世界は差異=能動的なもの(サセテイルモノ)として解釈していかないと、内部空間など、さらに上位にある量子構造には接続させていけないと思うよ。
結局のところ、物理学における量子解釈がややこしくなっている原因は、観測されているものの空間と観測しているものの空間の差異化が概念化されていないからだね。複素空間が観測者の主観的なイマージュ空間(イメージが持続している空間)であるということが未だに理解されていないってことだけど。
あと、主観的なこころの状態がなぜミクロに反映されるのか、というところの話も詰めが甘いように思えるよね。ここも奥行きと幅が差異化できていないからだね。奥行き(持続)は射線であり、その射影性がそのまま虚軸とダイレクトにリンクしている。
今回のシュタヌー本ではこういう図で位置の波動関数(固有関数)を説明しました。図では3次元空間上で示しているけど、実際は奥行きの収縮とともに対象の内部に小さく小さく縮んでミクロに入り込んでいる。まさに、Qビズムになっているのが分かる。(『シュタイナー思想とヌーソロジー』P.452)
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: シュタイナー思想とヌーソロジー, 波動関数, 量子力学