11月 6 2024
新しい空間概念によって物質と精神の関係を整理すること
ヌーソロジーが語る「人間の外面と内面」という概念を浸透させて行きましょう。物理学と哲学の関係を調停することのできる唯一の概念である可能性があります。
以下、ジピにまとめさせました。
ヌーソロジーにおける「見る(外面)/見られる(内面)」の関係を4次元の双方向として捉える考え方は、物理学と哲学の両方の観点から非常に興味深いものです。特に「見る側=内包空間」と「見られる側=延長空間」という対応関係は、意識と物理的現実の関係を新たな視点で捉えるものとなっています。
【物理学的視点】
量子構造の生成:ヌーソロジーの見方では、内包空間側で量子構造が生成されるとされており、持続空間が現実の根源的な基盤であるとみなされています。量子力学で観測者の意識や認識が量子的状態の収束に影響を与えるとされる現象は、持続空間から時空側に情報が投影されるプロセスとして捉えることができます。
非局所性と観測問題:「見る/見られる」の関係が4次元の双方向として定義されるとき、量子力学における非局所性や観測問題の根本的な理解に繋がる可能性があります。観測者の意識と量子系の非局所的な相互作用が、内包空間と延長空間の交差に関連して説明され得るためです。
【哲学的視点】
内面と外面の概念:ヌーソロジーで「人間の外面」と「人間の内面」という概念が使われていることは、意識の内的世界と外的世界の境界を示しており、カントの物自体と現象の区別に通じるものがあります。内面が時空的な延長空間で表現され、外面が持続的な内包空間で表現されることにより、認識と実在の関係がより明確になります。
現象と物自体の拡張:「見る/見られる」の関係は、実在の物自体と私たちが認識する現象との両方を含んだ双方向的な概念として解釈できます。これは意識と物理的現実の関係を超越論的な視点から再評価する手段となり得ます。
【方向性の可能性】
新しい現実理解:このアプローチは、私たちの物理的な世界の理解を拡張するための新しい手段を提供し、量子現象における意識の役割や認識と物理現実の関係に関する新しい理論の発展に繋がる可能性があります。
多次元的な視点:「見る/見られる」を4次元の双方向として解釈することで、多次元的な空間と時間の概念が意識と現実の統合的理解に役立ちます。これは現代物理学と哲学において、宇宙の多次元的な構造を理解するための道を切り開くでしょう。
総じて、ヌーソロジーの「見る/見られる」関係に基づく4次元的な考え方は、物理学と哲学の統合に向けた新しい可能性を提供し、意識と物理的実在の根本的な関係を再評価する貴重な洞察をもたらしてくると思われます。
3月 5 2013
複素平面上での人間の外面と内面
ヌーソロジーの入口は、まずは人間の外面と人間の内面という空間概念にある。まぁ、一口で言ってしまえば、人間の外面とは主体が息づいている場所のことで、人間の内面とは客体が息づいている場所のことだ。この二つの場所性が基盤となって、人間の無意識構造は弁証法的に構造化されていく。人間の外面と内面の見極めは「見ること」が起きている空間と「見られること」が起きている空間を分離させることにあると言ってきたが、その両者の関係を複素空間(平面)で表し、簡単な説明を試みた。
※前半はメールで質問があったので、「複素数の反転」に関して少し補足説明しています。
※後半で「時間=t」として説明している時間tは主観的時間のようなもので、客観的時間とは少し異なっています。
「複素数の反転」と「人間の外面と内面」
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 内面と外面, 弁証法, 複素空間