2月 28 2020
メルマガ『アクアフラット』の開封率が・・・
毎週金曜日に発行しているヌーソロジーのメルマガ「アクアフラット」。現在、登録者数は2600名。おおよそ、毎回300名ぐらいの人が読んでくれているのだけど、先週号はいきなり30名程度に急落。
一体、何事?という感じなのだけど、おそらく、新型コロナウイルス関連の情報収集にテンヤワンヤ状態で、ヌーソロジーの話どころじゃないといった心理状態なのだろう。
せっかく、書いた記事なので、意識の矛先を違う方向に向けることも大事なので、あえて転載させていただきます。
●新型コロナウイルス感染拡大を受けて思うこと(2020/2/21)
すでにお知らせしたように、明後日の23日に開催予定だった東京ヌースレクチャー第5回の開催を見合わせることにした。
それに伴い、せっかくご招待を受けていた翌日のアニマンダラのイベントにも参加できなくなり、そちらのイベントの方も中止せざるを得なくなった。
主催者の天海さんには、大変申し訳ないことをしてしまった。
尚、次回の開催日については、今後の成り行きを見守りながら決めるしかない状態だ。
それにしても、今回の件については悩みに悩んだ。
2月14日発行のメルマガ原稿を書いた時点では、開催を強行しようと考えていたのだが、15、16日と立て続けに、東京での感染者が出たとのニュースを知って、主催者として、万が一の場合を考え、開催の延期を決定することにした。
大変ありがたいことに、最近は、レクチャー参加者も毎回100名近くになっていて、会場はほとんど満杯の状態だ。
懇親会に至っては、常にお店のキャパギリギリですし詰め状態。あの飲み会の状況を想像すると、どうしても、「万が一の事態」が頭をよぎってしまった。
自分だけの問題ならばどうってことはないのだが、いかんせん、ヌースレクチャー参加者の平均年齢は高く(すみません)、レクチャーへの参加が、後々仇になったということにでもなればシャレにならない。
致し方ない決断だった。
心待ちにしていた方には、この場を借りて改めてお詫び申しあげたい気持ちでいっぱいだ。
ただ、この間、ネットのウイルス情報をくまなく探ったおかげで、新型コロナウイルスを取り巻く状況もかなり把握することができた。
結局のところ、確かな情報は何一つない、ということ。
中国サイドは言うまでもなく、日本の政府筋の発表も原発事故の時と同じく、まったく信頼性に欠けるし、専門家たちの意見も、各々の立場によって言うことがまるっきり違う。
また、事の成り行き次第でコロコロと意見が変わっていく学者も多い。
公的、私的を含めて、ネット上で発信されている情報は、情報を発信する組織なり、人物なりの利害関係によって大きくバイアスがかけられていて、当の発信される情報についても責任を持つ人間もいない。
まさに、ポストトゥルースの時代全開の様相で、信憑するに足る情報など、もはやどこにも存在しない時代になったのだということを改めて知らされるハメになった。コミュニケーション資本主義の行き着く先とでもいうのだろうか。
ソーシャルメディアの世界では、個人個人が自分に都合のよい真実を夢想し、その夢想を共有できる少数の者たちとの間で島宇宙を形づくり、自分たちにとって不都合となる真実にはすべて目をつむって生きていく。
ゼロ年代からその傾向は見えていたが、今や、それ以外選択肢がないところまで世界中がカオスの海と化してしまってる。
まぁ、その波に便乗するというわけでもないが、今回のウイルス騒動に関する僕自身の夢想もここで語っておくべきだろう。
もちろん、これはヌーソロジーという思想運動もまた、このカオスの海に浮かぶ一つの島宇宙であるということを十分に自覚したうえでの駄弁だ。軽く読み流していただいて構わない。
HIVウイルスに代表される新種の病原ウイルスが続々と登場し始めたのは80年代になってからだ。もちろん、天然痘ウイルスに代表されるように、それまでにもウイルスは多種存在していた。
しかし、今現在のように、次々と新種が発見されていたわけでもない。
近年になって遺伝子技術が発達し、発見能力が大幅に向上したこともあるだろうが、80年代は遺伝子組み換え実験やレトロウイルスの遺伝子操作等のバイオ技術も爆発的に進んだ時期でもあった。そうした実験の副産物として、突発出現ウイルスが生まれ出した可能性は少なくはない。
要は、科学技術が自然環境だけでは飽き足らず、細胞内環境さえをもひっちゃかめっちゃかに荒らし回った結果、正体不明の未知のウイルスが出現してきてる可能性もあるということだ。
今回の新型コロナウイルスに関して、陰謀論系の連中は何かと生物兵器説に固執し、米国によるバイオテロだとか、中国共産党内の勢力争いなどとか、お好みのストーリーで推理を立てたがるが、ウイルスの操作技術がそこまで進んでいるのであれば、まだ逆に救いがあるというもの。
ウイルスの世界は、原子力と同じで一度何か異変が起これば手がつけられなくなる、まさに「パンドラの匣」だ。
新型のウイルス兵器と簡単に言うが、使用されるウイルスに対するワクチン開発がしっかり準備できた上でなければ死なばモロトモとなり、そう安易に仕掛けられる兵器ではない。ウイルス研究なんてものは、まだまだ手探りの状態でしかないのだ。
実際、1918年頃に起こったスペインカゼのパンデミックは、世界中で5000万人(日本は40万人)を死に至らせたと言われているが、この変異型がなぜここまでの毒性を持ったのか、その理由は現在のウイルス学でも不明だ。
ヌーソロジーの視点から見るなら、これは陰謀論者たちが好む生物兵器などではない。自然発生的なものだ。
いや、そう受け取るべきじゃないだろうか。別に中国が悪いのでも、権力者たちが悪いのでもない。
もちろん、国内の感染拡大に関しては日本政府の無策は責められるべきだが、本質的、根本的なところでの責任が誰にあるかと言えば、何事にも経済第一主義でしか思考することのできない、資本主義社会の人民、つまり、僕ら全員の責任としか言いようがない。
原発事故の時もそうだったが、自然はこれから何度でも今の文明社会の方向性の修正を促すためにこうした悲劇的出来事を生産してくるだろう。
ヌースがいつも言ってるように、大自然は私たち人間の内部世界の写し絵なのだ。
最後に、twitterでも呟いたが、OCOTによるウイルス情報について簡単に書いておこう。
OCOT情報では、細胞質は「付帯質の外面の意識」の活動領域で、細胞核が「精神の内面の意識」の領域とされる。
細胞質の中で活動するミトコンドリアが人間の意識活動の場の投影だ。
最近の研究では、RNAウイルスはダイレクトにこのミトコンドリアの機能を阻害し、免疫力の低下を招くとされている。
OCOT情報が言わんとするところを加味して考えるなら、ウイルスは自我意識(自己同一性識別)を悪い意味で解体している存在だと言えるだろう。
いずれにしろ、今、人間の無意識の地層で大きな地殻変動が起こり始めていることだけは確かではないかと思う。
さっきも言ったように、新型感染症を併発する突発出現ウイルスが続々と出現し始めたのは80年代以降からだ。これは、コンピュータ社会の発達カーブに呼応している。
コンピュータは単なる技術ではない。否が応でも変質を迫られている、人間の意識の構造変動と深い関係にある。
4月 21 2020
ヌーソロジーから見た新型コロナウイルス
OCOT情報は何から何までが「対化」という概念で覆い尽くされている。力の対化。方向性の対化。点の対化。地球の対化etc・・・。神を意味する「重心」という概念でさえ「重心の対化」といったように、この「対化」がついてくる。
およそ、どのような存在も双対でないと成り立たない。そして、それらの対化は、すべて人間における自己-他者関係にその淵源を持ち、また、自己-他者関係に焦点化される。
これは、自然の本質が倫理的なものであることを意味している。数学や物理といった理数的な秩序も例外ではない。言い換えるなら、人間の意識におけるあらゆる意味の発生はそのメタ倫理のようなから送り出されているということ。だから、当然、私たちが持った思考活動もその倫理に促されて発生している。
OCOT情報では、倫理的なものは人間の無意識の領野(ヌーソロジーでは「付帯質の内面」と呼びます)の中に隠れているという。その意味では、人間の思考はその無意識の領域を開くために働き続けていると言っても過言じゃない。僕らにはまだ未知のものではあるが、「思考としての愛」が存在しているということだ。
そして、特に面白いのは、この「思考としての愛」の在り方をOCOT情報が「カタチ」と呼んでいることだ。
——人間はまだカタチを持っていません。
——自然と調和して生きるには人間の意識がカタチを見出すことが必要です。云々・・・。
彼らにとっての倫理とは幾何学的に裏付けられてある、ということなのだろう。そして、このカタチが形成されている「付帯質の内面」という領域を支配している幾何学が僕らがプラトン立体と呼んでいるもののことだという。
先日、YOUTUBEでの「ヘキサチューブル談義5」で双対の正四面体(マカバ)について話をしたが、あそこで紹介したカタチに対する考え方も、すべてこうしたOCOT情報を足がかりに組み立てていったものだ。
なんでこんな話をしているかというと、OCOT情報によれば、この「カタチ」が今、世の中を大混乱に落として入れているウイルスの存在と深く関係しているからだ。
OCOTは、ウイルスとはこの「付帯質の内面」の働きが細胞内部に現れてきているものだと言っている。RNAウイルスはカプシドという殻を持ち、その殻の形状には大別して螺旋状ものと正20面体の二つがあるが、OCOT情報では、螺旋状のものが付帯質の内面の始まりに当たり、その終わりが正20面体に当たるという。新型コロナウイルスは正20面体のグループに入る。
周知のように、新型コロナウイルスは今まで人間が社会生活と呼んでいたものをことごとく不能にさせている。当然、今までの僕らの共通感覚からすれば、こやつは魔界からの使者のようにも見えるわけだが、こうしたOCOT情報を通して熟考していくと、どうも様子が違う。
こういう時期に甚だ思慮を欠いた物言いになるかもしれないが、僕自身は、今、ずばり、こう思っている。
―自然に潜む倫理的なものの存在を人間が喪失しつつあるからこそ、自然自体がその補完として付帯質の内面の力を復元しにかかってきている。それがこのウイルスの正体じゃないだろうか―
わたしたちは「対化」として生きている。そして、その間を倫理がつないでいる。それを思い出すこと。OCOT情報から、このウイルス渦を収束に至らしめるための最善の手段を想像するなら、それしかない。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: OCOT情報, コロナウイルス, プラトン立体