10月 10 2018
「止核精神」としての正四面体のイメージについて
前回紹介した「止核精神」としての正四面体のイメージについて、もう少しだけ説明しておこう。
人間は空間が3次元であることを知っている。では、その当の3次元を観察している位置はどこにあるのか。2次元(平面)の観察が3次元(高さ方向)からしか行えないように、実は、3次元の観察も4次元方向からしか行えない。その方向にわたしたちの実存としての精神が息づいている。
実際、互いに直交する3本の座標軸を観察している方向を見出すのは簡単だ。目の前に正八面体の形をイメージし、3次元座標の軸(x,z,z)が「水」の字形を描くようにセットしさえすればいい。このとき、その三軸を見ている奥行き方向が4次元になっていることが容易に理解できるはずだ(下図上)。
そのように考えれば、4次元の視点の位置は正八面体に外接する正六面体の一つの頂点tの位置にあるとの予想が立つ。というのも、3次元を規定する正八面体をいくら膨張させようが、「そこに外接する」という条件がある限り、この正八面体の頂点を正六面体の頂点の領域に到達させることはできないからだ(下図中)。
つまり、その意味で観察位置tは3次元空間にとっては無限遠点(無限にたどり着けない位置) として規定されているわけだ。つまり、この外接/内接関係には3次元と4次元の絶対的差異が表現されているということだ。
さて、このように本当は観察位置が無限遠点にあるからこそ3次元を認識できているにもかかわらず、現在のわたしたちは3次元空間の果てに何があるのかを全く理解できないでいる。それが潜在的な等化と、それに反映された中和の関係だと考えるといい。
3次元の認識はできているのだけど、それを認識している自分の位置には気づけていない、ということだ。その双方の役割の調整を果たしているのが正四面体というカタチだと考えるといい。
ちなみに、向き付けが逆の正四面体が他者側の止核精神となる。二つの正四面体の双方の交差は星型八面体というカタチを作り出すが、この等化(回転)が物理学に言うローレンツ変換のブースト部分に当たる。参考までに図ではその三つの回転面をレッドで塗りつぶして表しておいた(下図下)。
ここに表現した外接方向の正六面体は「有機質(ユウキシツ)」とも呼ばれており、有機体の集性を形作る場とされる。早い話、わたしたちの外在世界の土台である。
無限遠点を観察の位置として思考を開始すれば、空間は精神の空間へと変貌し、奥行きが時間の収縮体に見えてくる。それによってわたしたちの認識は持続空間の領域へと侵入し、世界全体をその根底から裏返した全く別の世界へと侵入していくことになる。それが「付帯質の内面」と呼ばれる領域だ。
10月 11 2018
止核精神の対化(マカバ)と電磁場
止核精神とは光の片割れのようなものだ。光は物理学的には電磁場だが、磁場と電場の関係を交差する正四面体(マカバ)で表すと下図のようになる。
この図で、正面方向に垂直に立っている方向が奥行きだと考えよう(図では潰れて点にしか見えない)。磁場は左側のレッドの三つの平面の回転として現れ、電場は右図に示したブルーの三つの平面の回転として現る。
電場の方が観察位置が観察される側の位置に入り込む回転であることが分かる。結果、このレッドとブルーの回転の双方を等化する回転が電磁場だということになる。そして、その回転が人間の空間認識を3次元の中に閉じ込めている。OCOT情報が「光とは有機体」「有機体とはカタチのない精神」というのもそのような意味からだと考えるといい。
正六面体には1:√2:√3(二辺と対角線の比)で構成される六つの面が含まれているが、磁場と電場はこれら六つの面の二つのグループへの分離になっていることが分かる。
電磁場とこのマカバを内包する正六面体の関係構から何が言えるか―それは物理学者には少しショックな内容かもしれない。
つまり、電磁場とは時空の中で活動している物理現象ではなく、時空という概念の形態そのものを指しているということ。言い換えるなら、人間に時空を認識させている精神構造なのだ。これは、4次元が見えてきて初めて分かってくる。ちなみに、この4次元への垂直性が開くことが「シリウスゲート」。つまり、ヌーソロジーのいう「付帯質の内面」への侵入口となる。
付帯質の内面の方向(垂直軸の方向反転)に入ると、時間は持続空間となりスピン化し、物質の構成へと入る。いつも紹介している「ヘキサチューブル」の構造がそれを表す。
ここに見られるような構造(カタチ)を作り出したものの世界へと意識が入っていくわけだ。そこに人間の意識のアプリオリが活動している。潜在化ではその領域は素粒子の場だが、顕在化においては、それは元素界となる。
また、非常識なことを言うようだが、意識の反転が開始されると素粒子によって元素が作られているのではなく、このように元素が素粒子を作っていたことが分かってくる。素粒子とは元素のカタチをトレースしている変換性の産物だということだ。
とにかく、根底からすべてが引っくり返っていくヌーソロジーの世界観。今のところは、哲学-物理-スピリチュアルを総合したSFとして楽しんでもらえば十分です。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: OCOT情報, ヘキサチューブル, 素粒子