5月 31 2019
離別しつつある円と直線―最近の実在論にはついていけない
内部と外部の遮断問題は円と直線の関係に集約されていると思っているのだけど、最近の実在論(メイヤスーのSRやハーマンのOOO)というのは結局のところ、円を棄却する方向に向いているのだな、と。円にとって直線は微分された世界でしかなく、円を失えば直線は自分自身の根拠を失うと思うんだけどね。
これって、地球を出て宇宙植民で生き延びようとするアウタースペース的発想と位相同型かもね。彼らは、それこそ〈地球=大地の意義〉になど何一つ関心がなくて、ただの環境ぐらいにしか思っていない。円から離脱した直線はどこに向かうのかね。
円と接線というのは、哲学的には相関主義のシンボルのようなもので、相関主義を乗り越えるためには結局のところ、直線を選択するか、円を選択するか、その二つしか道はなくて、21世紀の哲学は直線の選択に大きく傾いているってことなんだと思うよ。ヌーソロジーは真逆で、円を選択しているんだけどね。
6月 7 2019
ヌーソロジーを合気道の理論に使ってみる件
合気道をやってる尾崎さんと話していて、「奥行きの子供たち」で書いたヌース的複素ヒルベルト空間の解釈が、合気のイメージにピッタリだった。
尾崎さん曰く、禅でいう「本来の面目」。随所に主となれば、立つ処おのずから真なり―ってやつですね。
何かカッコいい(笑)
う~ん、これは、武道やってる人も読むと面白いかもね。
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By kohsen • 01_ヌーソロジー, 06_書籍・雑誌 • 0 • Tags: 奥行きの子供たち, 複素ヒルベルト空間