7月 2 2018
人間の内面・外面の関係を思いつくままに
今回は前回紹介した人間の内面・外面の図について、いろいろと思いつくままに。
1.人間の内面では奥行きが幅化して、延長空間となっている。
2.人間の外面では奥行きは本来性を持ち、純粋持続として働いている。
3.通常の認識では、人間の内面で人間の外面がイメージされ、この差異が見えていない。
4.人間の内面は他者が見ている空間である。
5.よって、人間の内面は概念にすぎない。
6.表象(リンゴの見え)は、人間の内面と外面が重なり合うところに生じる。
7.つまり、人間の内面が瞬間性をセットし、その瞬間性を人間の外面が把持していることによって、表象が意識化されているということ。
8.その意味で、人間の内面を外在とするなら、人間の外面は内在である。
9.人間の外面は現象を映し出すスクリーンのようなもので、それ自身は動いていない。
10.人間の外面は「個」の固有性を担保する特異性(生の現場)である。
11.人間の外面は、当然、時空内部には含まれていない。
12.人間の外面においては奥行きは射線となって潰れている。
13.この潰れは、人間の内面においては侵入不可能な差異として現れる。
14.この差異が人間の内面では複素空間=量子として観察される。
15.量子は人間の外面が、人間の内面に射影されたものである。
こうした一連の仮定によって、人間自体が持った従来の思考の形式が大きく変化してくることが予想されてくる。
思考の場所の革命を起こすこと。それが「シリウス革命」の意味だよ。
7月 4 2018
木星の精神の目覚め?
ヌーソロジーにとって、量子の構造というのは主観―客観の対立から逃れる思考を生み出すための精緻なガイドマップになってる。言い方を変えれば、素粒子においては物質と精神の区別はない。
前回の図で言うなら、人間の内面(図1)の世界の中では、人間の外面(図2)の世界が素粒子に見えてしまうということ。このトリックを見破ろう。
図2はまさに「モナド」と呼んでいいものだけど、ここから、モナドは他のモナドを「鏡」として利用しながら、自己意識の構造を作り上げていってる。図1のような構図も実は、そのプロセスの中で生まれてくる。ここが転倒しているのが今の人間。ほんとうは外面が先で、内面が後。
その意味では、人間の外面のシステムが明らかになってくるということは、自己意識を作り出していたものが出現し始めたことに同じ。これをヌーソロジーでは「顕在化」と言います。無意識側が意識化されてくるということ。今まで隠蔽されていたものが露わになってくるということ。
このような反転がなぜ起こるのかと言うと、OCOT情報では「形質が方向を変えるから」と言ってます。形質とは線に代表される幾何学的観念の力のことです。今までは形質は人間の内面を構成するために働いていたのですが、その力が臨界を迎え、今は人間の外面側へと侵入を開始し始めていると言います。
いつも言ってる言い方で言うなら、奥行きとしての持続空間側がカタチを持ち始めるということです。それによって、複素空間として表現されていた素粒子の空間が描像されてくることになるわけです。「形質と定質が同じ方向を向く」という言い方もしています。また、「木星の精神」の働きとも。
個人的にはチョー面白い、最高の霊的SFです。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: OCOT情報, モナド, 内面と外面, 素粒子