5月 31 2024
ヌーソロジーが語る信じられないようなホントの話
シュレディンガー方程式をイラストにするとこんな感じですね(下イラスト)。
このイラストは他者視点で描いてますが、ここに描かれた無数の同心円の様子を、このイラストに描かれた透明の球体の中心側から一人称視点で見たときは、空間は持続空間に変わり、電子の内部へと移動しています。
嘘にしか聞こえないと思いますが、ホントの話です。
物理をやっている人たちも騙されたと思って、主観空間について、一度真剣に考えてみた方がいいかもしれません。
⚫︎主観空間とU(1)
ヌーソロジーではU(1)円の内部を持続空間と見なします。時間はU(1)円の接線に位置してきます。状態ベクトルはU(1)円上で主観が認識している対象の位置を意味するものです。
固有状態は、その認識の位置が決定したときの個別の持続空間の意味を持ちます。
シュレディンガー方程式は、状態ベクトル(波動関数)が時間の経過とともにどのように変化するかを記述する量子力学の基本的な方程式ですが、この波動関数は可能なすべての状態の重ね合わせを含んでいます。
ヌーソロジーの解釈では、これは、主観空間としての持続が認識される可能性のあるすべての位置認識の可能性を潜在化させている状態を意味します。
別の言い方をすれば、人間の意識に位置認識をサセテイルモノたちの超越論的機構です。 ちなみに、規格化されているU(1)円の半径「1」は、主観にとっては奥行き方向を通して時間距離が射影されて持続空間になっているものとして考えます。
「主観側から世界を見る」ということの意味が少しはイメージが掴めてきただろうか。主観側には実は頭部はない。その空間は持続としての精神そのものだ。
そして、そこでは人間の経験的意識を構成するための超越論的機構が活動している。
ここに描いたイラストは、時空上の位置を人間の意識に認識サセテイルモノたちの様子だ。この無数の同心円上の一点一点に無数の球空間が生み出されており、その球空間が、目の前のグラスや、遠くのビルや、さらに遠くの月など、対象と呼べるものすべての位置を人間の意識に認識サセテイル。
それらを客観的に外部から見たものが波動関数だと考えるといい。
このことが理解できてくれば、それが人間の意識が構成されていくときの始まりの風景となる。
6月 3 2024
無頭人アセファル
主観側には実は頭部がない——つまり、無頭人アセファルだということ。
アセファルとは、バタイユが作った秘密結社の名前だけど、もともとはバタイユが幻視した怪物の名前。その一番の特徴は頭がないこと。
バタイユはアセファルを真の人間のイメージと考え、その共同体を「明かしえぬ共同体(ブランショ)」としてイメージしていた。
ヌーソロジーもそれは同じだ。違うのは、バタイユのようにそれを怪物のようには象徴化しないということ。というのも、それは表象化不能なものだから。
この前のシュレディンガー方程式の姿を想像してもらえば、アセファルがどのような存在か、皆さんにも多少の見当はついてくるのではないか。
それは——人間が空間そのものへと変身したときの空間のことである。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: シュレディンガー方程式