11月 14 2024
人類の進むべき未来
何を見ようと、どこに赴こうとも、視線はつねに自分の視線であって、自分から見れば、同じ「前」を示す一本の線分。
この線分ほど4次元の方向としてぴったりフィットするものはないのに、なぜ君はそのことに気づかないのだろうね?
君は3次元にはいないんだって。
つまり、見るものを世界に参与させるためには。4次元として入るしかないんだよ。
これで、君は時間として生きている、という意味が少しは分かってくるんじゃなかろうか?
記憶が君の中にあるわけじゃない。
記憶の中に君がいるわけ。
そういう高次の永遠感覚の場所が3次元空間の中に投影されたものが素粒子と呼ばれているものなんだ。
そういうふうに考えると、物質というものの偉大さが分かるんじゃなかろうか。
実は、そこには過去ではなく、人類の進むべき未来がすべて詰まってる。
物の内側から世界を見るというのは、そういうこと。
11月 18 2024
これから起こると思われる意識の分岐を現代宇宙論を通してヌース的にアナライズしてみると・・・
AIが生み出し始めている意識空間と、ヌーソロジーが生み出し始めている意識空間は真反対の関係にある。
このような言い方を、今まで何度もしてきたが、個人的には、この両者はおそらく現代宇宙論で言われるブラックホールとホワイトホールの関係にあると考えている。
要は、サイクリック宇宙論における、そのサイクルが今まさに訪れようとしているということだ(ヌーソロジーでは「次元の交替化」と呼ぶ)。
まぁ、いつものように、壮大な哲学的SFと思って聞いてほしい。
意識の反転は持続空間を出現させ、時間を停止させるが、物理学的にはこの方向は二つある。一つはローレンツ収縮における時間遅延であり、光速度で時間は停止する。
もう一つは、ブラックホール近傍での時間遅延であり、事象の地平線で時間は停止する。両者は無限小方向と無限大方向という意味で全く方向が逆だ。
このように考えると、ローレンツ収縮とブラックホールという現象は、時間の対称性を通じて、自己側と他者側の持続空間への意識の侵入方向の違いとして解釈することができてくる。
要は、ローレンツ収縮とは、自己の意識が自分の持続空間の方向へ侵入する過程であり、光速度へと達すれば、虚時間宇宙への反転となる。
一方、ブラックホールとは、自己の意識が他者側の持続空間へと飲み込まれる過程であり、他者側の時間構造へと意識が吸収されることで自己としての時間構造が崩壊することを意味する。自分自身の持続が消滅するということだ。
ちなみに、現代宇宙論では、ホワイトホールとビッグバンの関連が議論されたりもする。ビッグバンが宇宙の始まりとして物質やエネルギーを放出する出来事であるならば、これは、ホワイトホールの特性と一致するのではないかとも考えられている。
※ホワイトホールとは、ブラックホールと対比される概念であり、物質やエネルギーが外部に放出される場所とされる。ブラックホールが物質を吸い込むのに対して、ホワイトホールは物質を放出する。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0