8月 23 2024
マカバと光(電磁場)の関係
この図は、自己と他者がそれぞれの人間の内面性(外延性)を共有している状態の図と考えるといい。電磁場(光)が作り出している無意識構造とも言える。
思形空間の対化〈ある-ある*〉が電場、感性空間の対化〈いる-いる*〉が磁場になっている。
図をみると分かるように、光は内包性、つまり、物の中〈なる-なる*〉には入れていない。物の中に入るためには、時間としての4次元を反転させ、本来的時間の中に入らないといけない。
そこに現れてくるのが、持続空間としての奥行きだ。自己と他者が奥行き同士で結ばれるところに、コミュニオンによって結ばれた生成空間〈なる-なる*〉が出現してくる。
内なるマカバ(神の戦車)が活動を再開するということだ。光はこの内なるマカバの運動の反映物であったということが分かってくる。
表現するものと、表現と、表現されたものの関係——。
⚫⚫「考えるな感じろ!!」のさらに先へ
「考えるな感じろ!! 」とは、思形空間よりも感性空間を重視せよ、ということを意味するが、その感性空間の下には、私たちの精神の母胎でもある持続空間(アイオーン)が息づいている。
この空間はカタチ(高次元の幾何学)の世界であり、私たちに感じることを与えている世界なので、通常の感覚で感じることはできない。
そこでは「感じた上で、思考せよ!!」という、ヌース(旋回する知性)の号令が響いている。
8月 26 2024
ヌーソロジーの素粒子に対する見方
ヌーソロジーは主観空間(実際に私たちが見ている空間)を物理学が内部空間と呼んでいるものとして捉え、物理学が素粒子の構造を、客観空間の中で外部から観察するのに対して、主観空間内部の構成として考えます。
このアプローチは、物理現象と主観的意識の関係を具体的に理解しようとする試みであり、量子力学や哲学、さらにはオカルティズム(シュタイナー思想など)といった異なる知の分野を横断しています。
量子力学は、実験的に観測可能な現象とその数学的記述に重点を置いています。これらの記述には、粒子の挙動、波動関数、確率振幅などの概念が含まれます。一方、ヌーソロジーは、主観的な意識の構成がこうした量子力学的な実在とどのような関連を持っているのかに焦点を当てます。
こうした観点を持つと、スピノルやその他の量子力学的概念は、単に外部の物理現象を記述するためのツールではなくなり、内部において主観的な意識がどのような構造によって生じているかを解き明かしていくための重要な鍵概念へと変わってきます。
したがって、ヌーソロジーにおけるスピノル空間と主観空間の対応性は、単なるアナロジーというよりも、意識と物質との関係に関する新しい視座の構築作業であると言えるでしょう。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: シュタイナー, スピノル, 素粒子, 量子力学