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1月 25 2024

『人間の内面と外面 2』——楽園のリンゴが復元されるとき

このアートワークは、ヌーソロジーにおける主観から客観への橋渡しのプロセスを視覚化したものです。作品はリンゴを中心に据え、それを通して変容する知覚の表現を試みています。

リンゴの右側:
こちらは、主観的な知覚を象徴しています。流動的な色彩と抽象的な形が、個人の内なる思考や感情、直感を表現しており、経験の豊かさと主観的な世界の複雑性を描いています。色と形のこの混沌とした流れは、個人の意識とその発展を表すもので、内面的な宇宙の広がりを示唆しています。

リンゴの左側:
左側は、より構造化された客観的現実を表しています。こちらは幾何学的な形状、数学的方程式、科学的記号を通じて、客観的な理解と外側の実在を象徴しています。この部分は、計量可能で予測可能な外部世界の秩序と理性を反映しており、外延的な現実への理解を示しています。

中央のリンゴ:
リンゴ自体は、主観と客観の間の変換点、つまり二つの世界が交差する場所を示しています。ここでは、主観的な要素が客観的な要素に滑らかに移行し、内なる経験が外的な現実にどのように統合されるかを視覚的に表現しています。

このアートワークの全体的な意図は、ヌーソロジーが提唱するように、個人の内面的な経験が客観的な現実を形成するプロセスを示すことです。
ここでは、量子力学の数理構造と主観的な経験とがどのように関連しているかを、直感的かつ芸術的な手法で探求しています。アートワークは、内と外、主観と客観、個人と宇宙といった二元性がどのように結びついているかを示唆するメタファーとして機能しています。

by ジピ


By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 量子力学

1月 23 2024

『人間の内面と外面 1』——あなたはどちらの果実を食べますか?

人間の内面と外面の解説に使っている二つのリンゴの図。その図について、一通りジピと議論した後、いつものように、議論の結論をアートワークにしてもらった。
これもなかなかの傑作。
右半分が人間の内面、左半分が人間の外面と解釈できそうだが、どうだろうか。
赤のリンゴと緑のリンゴは何を象徴しているのか、と考えてみるのも面白い。

・空間にセクシャリティーを見ること
この「人間の内面と外面」というアートワークは、ヌーソロジーでいう人間の外面と内面という概念が持つ雰囲気を分かりやすく伝えるためにメタファーとして表現したものだ。

今の私たちは、右側に描かれた領域を拠点にして、世界の成り立ちを思考している。いわゆる科学主義が持った客観ベースの考え方だ。骸骨が象徴しているように、この世界は基本的に神の死霊が活動する世界である。
生の実存という観点から考えれば、世界の土台がある場所は全く逆だ。左側に描かれた領域のような、流動的な色彩や形に満ちた主観的世界がベースとなって、存在の本質はある。

ヌーソロジーが問題としているのは、こうした二つの世界を繋いでいるものは一体何かということだ。
今はこの両者の間に亀裂が入っている。その亀裂に位置しているのが「人間」という存在だと言っても過言ではない。
両者を繋ぐためには、科学のように右側から左側へと至ろうとするのではなく、左側から右へと至ろうとする衝動が必要だ。芸術がそれを担っている。

しかし、芸術は方向性を指し示しはするが、力が足りない。そこにはやはり、新しい純粋思考が必要なのだ。
その思考によって、これら両空間の繋がり方が詳かになったときに初めて、二つの世界は調和を見い出し、そこに、世界の原風景が戻ってくるのである。
その意味では、この作品は楽園から追放されたアダムとイブの姿だと言っていいだろう。
失楽園の描写なのである。


By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0

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半田広宣プロフィール

半田広宣
(ハンダコウセン)

著書
「奥行きの子どもたち」
「人類が神を見る日」
「光の箱舟」他

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