【重要!】3次元空間をどのようにイメージしていますか?

目の前にリンゴがあるとして、その周囲の3次元空間を皆さんはどのようにイメージしていますか?

手前方向に空間の広がりがイメージされているとき、その空間をヌーソロジーでは人間の内面と呼びます。下図で赤の座標が方向づけている空間です。
一方、リンゴの向こう側に空間の広がりがイメージされているときは、その空間は人間の外面です。図では青の座標が方向づけています。

残念ながら、今の私たちにはこうした空間の区別ができていません。こうした区別ができて、初めて私たちは意識について空間的に思考できるようになってきます。
私たちが一般に時空と呼んでいるものは、人間の内面の空間にあたります。このとき、時間は第4の次元として、この図に直交する軸の方向にあります。この図自体を見ている皆さんの視点の方向ですね。点になって見えないとは思いますが。。

⚫︎空間が4次元へと方向を変換し始めています
まもなく、空間をこのように座標化するのが常識になってくると思います。観測者が空間に第4の次元として参与してくるということですね。ようやく4次元認識への移行が始まるということです。
それによって、物質と精神を統合する意識へと人間の意識も変化して行苦と思います。「物とは何か」が私たちにも分かってくるということですね。物自体への入り口は4次元にあります。
この図からも、空間があなたを高次元に誘っているように見えませんか?(笑)

さあ、ヌーソロジーの4次元認識に即して、空間上のリンゴを見てみることにしましょう。従来の3次元認識におけるリンゴの見え方と何がどう変わってくるのか。色々な発想が湧いてきて、とても面白いですよ。

まず、従来の3次元知覚では、リンゴは外の空間にあるとされています。外の空間とは、この図で言えば、赤の座標で表現されている3次元空間のことで、ここでは4次元は時間として働いています。リンゴから自分に向かってくる方向ですね。
ふむふむ、時空の中にリンゴがある・・・。まぁ、いいでしょう。何もおかしいところはないように思えます。
しかし、よくよく図を見ると、こんな空間でリンゴが見えるのだろうか?・・・という疑問が湧いてきます。
リンゴが見えているのは、自分から見て「前」方向であり、リンゴの手前方向に広がりを持つ赤の座標の空間の中では、「自分にリンゴが見えている」という状況は生まれていません。

そこで、リンゴが見えている空間は、リンゴがあるとしている空間とは逆の方向、つまり、青の座標で表現された3次元空間の方であると考えてみるのです。これがヌーソロジーが感性空間と呼ぶものです。
青の3次元は、前を向いていますから、知覚が起こっている方向と同じ向きです。こちらの空間で物が見えている——と考えるのは、ごく自然な感覚です。
そして、この青の空間側にも、その下支えをしている4次元があるのが分かります。この場所は同じ4次元でも時間とは逆の方向を持っている4次元になります。この4次元を持続空間(流れない時間の世界)と考えると、知覚することに対する感覚が大きく変わってきます。

つまり、知覚の下には時間のない世界が息づいていて、すべての知覚は、この持続空間のもとに記憶として保存されているということです。
どうでしょう?たった四本の補助線を空間に引いただけですが、これだけでも、「前」に息づいている真の自分の存在がぼんやりと感覚化されてきませんか。

「目の前の世界こそが内的世界である」——というヌーソロジーの考え方、少しは伝わってきたでしょうか?

4次元軸を意味する白い点が手前方向に向いたとき、空間は外部的、つまり客観的になり、逆に、奥行き方向を向いたとき空間は内となって主観的になる。このことは何となくイメージできるのではないかと思います。
そうやって、この白い点上で起こっている4次元の反復をイメージすると、時間の意味がなんとなく分かってきませんか?

リンゴから浮上してくる白い点自体は時間的には現在の出現にあたりますが、それは出現するとすぐに奥行き方向の持続空間へと吸収され、過去という形で保存されます。
しかし、その吸収と同時に持続はすぐさま、というか同時に逆方向から、新しい現在を白い点の位置に送り出してきます。これは過去と未来の同時発生を意味しています。

つまりは、時間はこのように4次元軸上を反復(回転)している精神の現れのようなものなのでしょう。
そして、それはこのリンゴを見ているあなた自身のことでもあるわけです。

私たちの日常生活でも、過去の記憶と未来の予測が常に現在の体験に影響を与えています。例えば、過去の経験が現在の行動に影響を与える一方で、未来の目標や計画が現在の決断に影響を及ぼします。このように、時間の流れは私たちの意識の中で絶えず反復し、現在という瞬間を形成しています。
これを理解することで、目の前のリンゴを見るというシンプルな行為が、実はあなたの内面での複雑な時間の反復によって成り立っていることに気づくでしょう。つまり、時間の軸上を反復する意識の活動こそが、あなたの存在を支えているのです。

こうして、4次元を通して、主観世界と客観世界の間の反復運動として時間意識が生まれていると考えられるのですが、このような反復の働きを担うもののことを、OCOT情報は「調整質」と呼んでいます。感性と思形のことですね。

調整質というのは言わば、物の外部で、物の表裏(主観と客観)の等化を行なっていこうとする働きのことで、それは物理的には磁場と電場の関係として現れていると言っています。この辺、むっちゃ面白いです。

問題は、物の内部側です。調整質はある意味、人間の意識の働きの場であって、物の内部そのものへと侵入することができません。つまりは、主観と客観の調整はできても、主客を超えた、主客一致の物自体の生成場には、意識が侵入することができないということです。
ここで物自体の再生のために開く次元が、元止揚覚醒という場です。ここが開くことが、人間の意識の進化の意味だとOCOT情報は伝えてきています。