自己と他者を自然界にまで拡大して考えよう

ヌーソロジーはつまるところ、空間認識を実空間認識から「複素空間認識に変えようぜ」と言っているようなものだね。
それによって、前の空間(外面・持続空間)と後ろの空間(内面・延長空間)の差異を構造としてちゃんと整理できるようになり、ミクロとマクロの対称性の意味も理解できるようになってくる。

そして、最も大事なのが自己と他者の関係だね。正直、ヌーソロジーから見ると、現在僕らが自己と他者に対して抱いている常識的な概念のほとんどがウソ。
自他の意識はこの複素数の反転の図にも示されているように、内と外が互いに捻れた関係で、空間にあまねく浸透している。
つまり、物質の生成の元は自他間のこの空間的ねじれにあるということ。パウリ行列にしても同じ。

もう一度言うよ——
自他の意識はこの図からも直観的に推察できるように、内と外が互いに捻れた関係で、空間にあまねく浸透している。
つまりは自然界のすべてのエネルギー流動と、僕ら人間の自他関係は密接に繋がっているということ。

図の説明を忘れてました。

◯前と後ろの反転の複素数的表現
複素数の反転を用いることで、次のような認識の反転関係を数学的に説明することができる。
自己の前面(外面)は、複素数平面上の単位円内部の上半平面領域として表され、これは観察者に対して直接的に見える部分に相当する。→キットカット実験参照のこと
自己の背後(内面)は、その反転として表され、単位円の外部の下半平面として表すことができる。これは観察者に対して直接的には見えない部分に相当する。
他者の前面(外面)は、自己の背後に対応する領域だが、単位円内部の下半平面として表すことができる。
他者の背後(内面)は、自己の前面に対応する領域だが、他者にとっては単位円外部の上半平面に対応づけすることができる。
例えば、複素数z=x+yi が自己の前面を表す場合、その反転 w=1/z=x−yi/x^2+y^2は他者の前面を表す。このようにして、自己と他者の前後の空間認識を複素数の反転を通じて数学的に示すことができる。
ヌーソロジーにおけるこうした前と後ろの反転の基本は、複素数の反転を用いることで数学的に端的に表現できる。この方法は、ヌーソロジーが目指す自己と他者の認識の統一的なモデルの構築において極めて有用で、意識と物質の関係を深く理解するための有力な手段となり得る。

◯追記
現在の私たちは見られることで、自分の位置を作っているので、まだ円の外部の空間しか知りません。
見ることが起きている領域(主観空間)は円の内部側です。
この領域を「物の内部」=内包空間と呼んでいるわけです。
この空間の中を認識に浮上させることが、これからの私たちの課題です。
数学的には「複素空間認識の達成」ということになります。
パウリ行列を通した空間把握なんかも、この拡張にあるものです。
このような認識によって、素粒子は人間の無意識構造を形作っている精神の器官のように見えてくるようになります。