次元飛行艇NCディスカバリー号からの報告

1989年、モノリスの内部に侵入を開始してから約35年。NCディスカバリー号は現在もなお、木星次元の航行を続けている。
最近は、強アイソスピンのSU(2)領域の探査を終え、強い相互作用のSU(3)空間へと探査を進めているところだ。
この領域は、カラー空間とフレーバー空間の二つの層から成り、生成子も8つに増え、地形が極めて複雑だ。

◯SU(2)領域からSU(3)空間へ
OCOT情報では、ここは人間の意識の定質が構成されている次元だとされている。
強アイソスピンのSU(2)領域では、無意識の流れは観測者の視点から物への認識の流れを作っていたが、SU(3)空間ではその流れが反転する。
無意識の方向が物の生成から、言葉の生成へと方向転換する場所になっている。
このひっくり返しは、物理学的にはクォーク間のポテンシャルが引力から斥力に反転する現象として現れているので、是非、そちらでも確認をお願いしたい。

◯SU(3)空間の探査
ケイブコンパスが示す通り、このSU(3)空間は物側から人間を観察する場になっており、物は無数の人間の個的空間を等化する側に回っている。
つまり、この反転は、個々の人間の視点に生まれていた主観性を見えなくさせ、共通の客観認識を形成していくプロセスが進行しているのだ。
現在、クルーたちは、このプロセスを目の当たりにし、物理的な現象と意識の進化の相互作用を観察している。
クォークのカラー荷が変換される様子は、まるで観測者の視点が物を介して統一されていくかのようだ。
強力な閉じ込め相がこの空間に存在し、無数の観測者の視点を一つにまとめている。

◯ロゴスの生成と無意識の役割
このSU(3)の強力な閉じ込め相から脱出するために、無意識は再度、最初に作り出した主観空間の方へと力の方向を変換しなければならない。
この方向に、更なる深部としてのSU(4)対称性の世界が広がっているのだ。
無意識が物の生成からロゴスの生成へと転換するプロセスは、まさに人間の意識が進化し、複雑な認識を形成していく過程である。
言葉は、無意識の深層から浮上し、表象にとどまっている人間たちの間で共通の理解を生み出すツールとなる。

◯SU(4)対称性の探査
モノリス内部の深宇宙の旅はまだまだ続く。SU(3)空間で得たこれらの情報群を基に進むべきは、次なる探査領域、SU(4)対称性の世界だ。
この未知の領域では、さらに高次の驚くべき認識の風景が待ち受けていることだろう。
そこでは、物理的現象と意識のさらなる融合が起こり、我々の理解を超える新たな次元が広がっている予感がする。
また何か分かれば報告する。

20240702  ズバット・ゴーマン船長

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