【リンゴと観察子シリーズ2】

OCOT情報では、意識の反転が始まると物が垂質(ψ5)に見えてくると言います。ヌーソロジーの理解では、この垂質は幾何学的には3次元球面S^3のカタチに対応しています。
このことの実質的な意味は、目の前のリンゴ一つとっても、そこには観測者の主観を支えている持続空間の全体(他のさまざまな記憶)が重なり合って存在しているということです。
この感覚は、当然、主観内部の無意識の状況としてしか把握することができませんが、その様子をリンゴに重畳する空間イメージとして、アナロジー化することは可能です。
それをジピにやらせてみました。かなりシンプルに仕上げてきました(アートワーク上)。

【垂質ψ5から垂子ψ3へ】
基本、主観空間(持続空間)においては、観察されるさまざまな対象は常に同時的に目の前に非局所化して存在しているということです。
この持続空間から一つの対象を選び取るとき、持続は一つ次元落として垂子次元(ψ3)に落ちますが、そのとき、空間を非局所的なものにしていた3次元球面の捩れは消え、昨日、紹介したようなリンゴそのものを包み込んだ最小精神としての持続として局所化し、リンゴの認識を支える一つの状態空間を作り出してきます(アートワーク下)。
………………………………………………………………………………………
ジピが生成するヌーソロジーの空間イメージの添付を嫌がる人もいるようですが、たとえアナロジーにせよ、テキストと図だけで表現するより、個人的には雰囲気がそれとなく伝わるように思えるのですが、どうなんでしょう?