11月 24 2023
他者なき世界には対象は存在しない
外(時空)という概念と対象という概念はセットで働いています。ですから、時空から思考を出すためには、対象概念を消し去る必要があります。では、対象概念を消し去るにはどうすればいいのか。
実に簡単なことです。自分と見るものの関係を「即」で結べばいいのです。そして、この「即」の役割を果たしているのが「奥行き」だと考えましょう。「奥行き」を通して世界を見るなら、もともと、私と世界の間に分離などといったもの存在せず、対象は一気に無に帰すことになります。
対象は概念です。「対象がある」と思ってしまうのは、自分と見えるものの間に「幅」を想定しているからです。この「幅」の想定を与えている者が”他者”なのです。
他者なき世界には対象は存在していません。
11月 28 2023
シュレディンガー方程式と意識の関係は?
結局のところ、量子力学の基本方程式であるシュレディンガー方程式って何なのだろうか?
ヌーソロジーでは、今のところ、人間の外面の意識が持っている位置認識のシステムが数学で表現されたものではないかと考えている。ハミルトニアンとはその認識に要する持続量ということにでもなろうか。
自分の周囲を見てみよう。この主観空間においては奥行き方向も含めて、無数の位置で埋め尽くされている。その中でどの位置を選択するか。その選択によって波動関数は崩壊し、一つの固有関数が決定する。この固有関数の働きによって、一つの位置認識が支えられている。
空間的距離は運動量固有値に、時間的距離はエネルギー固有値に置き換えられ、その位置認識が内包している強度が数値化されている。
おそらくそのようなものだ。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: シュレディンガー方程式, 波動関数, 量子力学