10月 29 2024
空間に対する考え方を根底から変えよう
現在の私たちの空間に対するイメージを根底から変革することがヌーソロジーの役割だと思っているのだけど、「主観空間に住む内的自己は絶対不動」といくら言っても、なかなかその不動性を実感できる人は少ない。
とにかく、人は空間を延長概念でしか捉えられなくなっている。これは、外的にしか空間を見れていないことを意味する。外的に空間を見るなら、自分もまた外的自己としてしか感じられなくなる。実際、数学者でさえ、4次元を第4の延長次元のようなものとして類推する人も多い。空間が泣いているぜよ……。
4次元について思考するときは、実際に活動する第4の次元(計量は負)が私たちに時間として経験されていることに留意しないといけない。それならば、第4の空間次元のありようを持続の空間と考えてもそれほど奇異なことではないだろう。
いずれにせよ、この4次元空間は3次元までの空間とはまるっきり違ったものである。というのも、動画でも紹介したように、4次元では3次元は球面化し、私たちが日頃感じている無限小と無限大は、そこでは単に北極と南極のような関係となり、対称性を持つ。つまり、入れ替えが可能だということだ。結果、この空間では尺度は従来の意味を失い、トポロジカル(位相的)な性質だけが前面に出るくる。文字通り「トポス(場所)」が問題となってくるのだ。このトポスが無意識の構造を担っている。
そして、このトポスこそが素粒子という場なのだ。
今日の挿絵は仏教的に😊
10月 30 2024
物の成り立ちの秘密
言ってみれば、他者とは高次の自己だ。かつての自分を卒業していったものが他者側の人間となって現れている。
だから、当然、自己にも他者側にとっての高次の自己が重なり合っている。それがOCOTが「ヒト」と呼んでいる存在だろう。
「仁(ヒト)」——すなわち、物質が自己と他者をつなでいる倫理(みち)であるということを知っている者たち。
そういう理由から、物質の生成は大きく2段階に分かれる。
一つは、自己側から他者側の場へと意識が渡っていくプロセスの中で生成されるところの「観察される側の物質」。つまりは、非生物。
もう一つは、その他者から再び自己側へと渡っていくプロセスの中で生成されるところの「観察する側の物質」、つまりは、生物。
物質が生まれた理由と、生物が生まれた理由は、このように二重に同時的なものとして重なり合っている。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0