12月 15 2007
受精卵消滅?
「人神」のリニューアル版の発刊に合わせてヌースアカデメイアのブログを作ることにした。スタッフのDieforくんの提案である。公式サイトも間もなくオープンさせる予定だが、ブログはサイトとは別。ヌースアカデメイア周辺の日常の出来事やイベント情報など、軽い話題を中心に進めていくつもりだ。
ということで、アドレスはこちら→http://noos-academeia.com/blog/
アカデメイアブログの方でも告知しているが、英訳版の発刊日が3月にずれこんだ。
あちらのディストリビューターから、タイトルとカバーの練り直しのアドバイスが来たからだ。
現表紙案は、下で紹介したSha氏の「OCOT」のジャケットに刺激を受け、それに、アポカリプス、終末の太陽、受胎、感性球(内在を観察するための球空間)等のイメージを重ねて、zavtoneのzatoさんに製作してもらったものだ。どうも受精卵のところがグロテスクに映ったらしい。その部分を削ってくれという依頼だった。
「シリ革」にも書いたと思うけど、ヌース的には受胎の原動力は人間の理性(ロゴス)と感性(パトス)の統合にある。その意味では未だヴェールに包まれた人間の内在野は巨大な宇宙卵である。そこにロゴスが侵入していくこと、それは無意識の意識化と言い換えてもいい。宇宙卵の発生のシステムは動物細胞のそれと同じく、 卵割から 胞胚期、 原腸形成から外胚葉、内胚葉への分化、それから中胚葉の形成という三段階のステップを踏む。ヌースの観察子番号でいうとこれらはそれぞれ1〜8、9〜10、11〜12に対応している。
受胎告知はガブリエルからすでになされているというのに、今回のマリアはかなりの堅物のようだ。処女のわたしが妊娠なんてするわけないでしょ、と言い張ってきかない。受胎はマリアの承諾がなければ起こらない。いや、神が無精子症だってこともあり得るな。。おい、ガブリエル、根負けするなよ。
1月 10 2008
第弐号機、完成!!
コイル巻きで難航していたNCジェネレーターの弐号機がようやく完成した。
昨夜は早速、試運転。こりゃきれいだべ(スタッフの大法くんによる撮影)。。
初号機と弐号機の大きな違いは、「七の機械」と「八の機械」という愛称の違いが示すように、ヌース理論でいうところの等化をψ7まで顕在化させたか、ψ8の中和まで顕在化させたかの違いである。現時点の推察ではψ7とψ8の次元はそれぞれ物質の基盤となっている陽子と中性子と深い関係を持つと考えている。要はNCジェネとは原子核のカタチの中に僕らの認識を潜入させるフォローアップ・デバイスなのだ。うひ。
陽子や中性子は決して仁丹の粒を小さくしたような「物体」ではない。それはたぶん宇宙全体の輪郭が高次の幾何学性として3次元上に射影されて現れたものだ。超ミクロの球面鏡のようなものと言っていいのかもしれない。。ミクロとマクロは4次元空間で繋がっている。そして、そのジョイントとなっている4次元空間というのがほかでもない、僕ら人間の知覚野だ。
点と天の間を橋渡しする知覚野としての「わたし」。もちろん、この4次元の通路である「わたし」はたくさん存在してるけど、こやつらはこやつらで今度は5次元で全部つながっている。意識はそういった空間の中を縦横無尽に駆け巡り、グルグルと追いかけっこしている。この機械は、その一連の運動経路を電子に丹念になぞらせて、一つの幾何学的運動体として人間の空間に表現したものだ。イデアの形を掘り起こし、それを削り出すこと——だから、これはイデアの彫刻と言ってもいい作品なんだな。。
「八の機械」の完成で、とりあえずマトリックス部分は彫り上げた。これはイデア空間の入口がパックリと口を開いたことを意味するんだけど、ずっと覗き込んでいると何か次元ミキサーみたいに見えてくるんだな。材料は言うまでもなく「わたし」と「あなた」。そしてスパイスとして善と悪を少々。材料になってこの中でかき混ぜられてみたい人は是非、『人神/アドバンスト・エディション』を読んでみよう。おいしいお好み焼きが焼き上がるといいげと。。
結局、本の宣伝したかっただけなのねんのねん。コウセンちゃん。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 2 • Tags: NC-generator, 人類が神を見る日