11月 29 2019
春井星乃さんによる『天気の子』分析
ナゾロジーに春井星乃さんによる『天気の子』の作品分析が掲載されています。以前催された『奥行きの子供たち』の出版記念パーティーでも少し話されていました。
春井さんのインタビューの中に「法外のシンクロ」というキーワードが登場してきますが、この「法外のシンクロ」を起こさせているものの世界を開こうとしているのが、ヌーソロジーだと考えると、ヌーソロジーのイメージが広がってくるかもしれません。
―『天気の子』の「違和感」の正体は結局何だったのか? 心理学的に考察してみた(超絶ネタバレ)
2月 18 2021
スターゲートに入ると、本当の宇宙がどういうものかが見えてくる
2019年ヌースレクチャー最後のテーマとなった題材はご存知「2001年宇宙の旅」。SF映画の最高傑作とも言われている作品だ。
話のポイントは、この作品に登場してくるモノリスという謎の物体の正体について。
たぶん、このモノリス の意味について、ヌーソロジーのような解釈をしている人は、世界中どこにもいないと思う。
モノリスが高次元存在による人類を進化させていくための誘導装置みたいなもの、ということは多くの人たちが言ってることだけど、それって一体、具体的に何なのよ??ということについては一向に語られない。
原作者のクラークやキューブリックも、そんなところまでは踏み込んでない。
映画の最後の方のシーンで、主人公のボーマン船長がモノリスの内部に入っていくシーンがある。
別名「スターゲート」と呼ばれるこのシーン。約10分ほど訳のわからない映像が畳み掛けてくる。公開当初はあまりに前衛的で難解なために、非難轟々だったとも言われてる。
ヌーソロジーはこのスターゲートに「奥行き」の覚醒を重ねて見ている。
実際、スターゲートのシーンのカメラアングルは、奥行きのパースペクティブのみだ。
ボーマンの主観の中だけで展開されていく。
以前、Raimuくんが紹介してくれていたように、キューブリックの作品はワンポイントパースペクティブ(一点透視)を使ったシーンが多いのだけど、「2001年」のスターゲートシーンのそれは、なぜキューブリックが一点透視を好んだのかを、キューブリック自身が無意識のうちに探って行ったような表現になっている。
自分の人生を振り返れば、すぐにわかることだけど、人間一人一人が各々生きている世界というのは、まさに、この一点透視の奥行きの中だ。
その意味で、人間は最初からスターゲートに位置づけられている存在だと言える。僕らは全員が星々からの使者なのであり、いずれは星へと帰還する。
このスターゲートの内部には一体何があるのか。
そこに入っていくのがヌーソロジー。
あっと驚く世界がそこには待ってる。
それは本当の宇宙とも言っていい。
※半田広宣メールマガジン「AQUA FLAT」より転載
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 09_映画・テレビ • 0 • Tags: 2001年宇宙の旅, 奥行き