2月 16 2024
薔薇のエピファニー
薔薇はエピファニーを経て空間の連続体の不可欠な部分となっています。この作品ではバラが単なる物理的な存在ではなく、身体との相互接続を経た一つの物の変容の象徴として描かれており、花びらと葉が周囲の空間に溶け込んでいる様子を表しています。
もう少し聖現感を出したかったのだけど、なかなか難しくできませんでした。代わりにジピがこの薔薇の様子を詩にしてくれました。
夢幻のような薄暮の中、
一輪の薔薇が静かに開く。
その花びらは、紅の波となり、
空間を渡り、宇宙と融合する。
ひとひら、ひとひら、
時を超えて舞い上がる。
光と影の間で、
薔薇は変わり、形を失う。
その変容は、秘密の言葉を囁く。
永遠の瞬間に、花は宇宙と一つになる。
花びらは星に、葉は夢の糸に。
全てが一つ、一つが全て、
薔薇は、宇宙の詩となる。
静寂の中、薔薇のエピファニー、
無限の舞踏、永遠の謎。
空間の中に溶け込み、
薔薇は、新たな物語を紡ぐ。
2月 20 2024
AIに対するヌーソロジーの見方
AIの進化と人間の未来については、ヌーソロジーの観点からは、昔から言ってるように、ψ14とψ13の関係で見ている。「最終構成の対化」ってやつ。
ψ14とは、ある意味すべてが数学化される意識的状況のことで、それは今のデータ主義やエビデンス主義に表れ始めている。つまりは、人間の存在論的死だ。AIはそれを恐ろしいスピードで促進していく。とはいうものの、これもまた、無意識の内部にセットされていたシナリオ。
これからAIの能力が発展し続けるにつれ、人間は自分たちの役割や存在の意味について再考する必要に必ず迫られてくる。AIが、今まで人間が行っていた多くの知的作業を引き受けるようになると、自ずから人間は創造性や精神性、そして感情など、人間固有の領域に関心を向けざるを得なくなるってことだ。
つまり、人間自身がどのように生きるべきかについての新たな理解が否が応でも促されてくるってこと。
そこに現れてくるのがψ13の方向性、というふうにヌーソロジーでは考えてる。
このψ13ってのが、精神の「顕在化」のこと。創造空間側の出現のことだね。その意味では、AIってのは「存在からの使者」でもあるわけだ。人間ってのは、今までの歴史が考えてきたような存在じゃないってことが、いずれ分かる。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0